国際熱核融合実験炉ITERにより、核融合プラズマを1,000秒以上保持できるようになりますが、核融合炉を実現していくためには、エネルギー取り出しを担うブランケットの開発などの大きな課題が残されています。本研究分野では、核融合を中心とする未来型エネルギー技術について、世界規模で地球環境問題と安定成長の両立を果たす革新的エネルギーとして、システム設計検討、環境・社会影響解析を行います。特にリサイクル型水素エネルギー社会を目指した核融合エネルギー変換プロセスの開発、システム設計、プラント解析を行う一方、技術的側面にとどまらず社会科学的人文科学的視点も含めた経済評価、社会受容性問題、エネルギー政策問題の検討などを行い、国際的視野でエネルギー環境問題に貢献できる 人材の育成を目指しています。 (核融合の閉じ込め方式には磁場を用いるトカマク・ヘリカル、慣性を用いて短時間に反応を起こすレーザー核融合など