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ブックマーク / kusanone.exblog.jp (8)

  • ネットは新聞を殺すのかblog:熱心な若手、無関心な40代

    ◎既存メディアの今後のビジネスモデルとは さてそれでは、これから新聞やテレビといったマスメディア企業はどのようなビジネスモデルを追求していくのか、追求していくべきなのかを考えてみたい。 ビジネスモデルのことを話していると、一部の既存メディア関係者から「市場の論理を優先したり、金儲けのことばかり考えていては、ジャーナリズムの質が低下しないか」という質問というか反論を必ず受ける。そういう人は、恐らく今後も既存メディア企業の経営基盤が安泰だと思っているのだろう。安泰であるならば、市場の論理を優先する必要はない。 しかしインターネットの津波は、金融業界、通信業界を飲み込んだあと、次はマスメディア業界に向かっている、というのがわたしの認識である。津波に飲み込まれたあとの経済基盤の構築を準備しなければ、ジャーナリズムの質が低下するどころか、ジャーナリズムを実践できなくなるのではなかろうか。既存メディア

    ネットは新聞を殺すのかblog:熱心な若手、無関心な40代
  • 読者と記者の境界線をなくせ | ネットは新聞を殺すのかblog

    対話は、21世紀ジャーナリズムの第一歩だと思う。それが第一歩なら、最終ゴールはどこになるのかというと、わたしは読者と記者の境界線をなくすことだと考えている。一般市民が取材、執筆、編集、報道のプロセスに入ってくれるようなジャーナリズムが理想であり、その理想に向かって少しずつ進んでいっているのだと思う。そのようなジャーナリズムを実現できれば、市民ジャーナリズムが既存メディアと敵対することなく健全な補完関係を築けるのではなかろうか。 ▼新潟日報の斬新な取り組み 新潟が2005年末に大雪で大停電となった際に、新潟日報は同紙のニュースサイト上に読者からの情報提供のページを設けた。パソコンや携帯電話メールを通じて送られてくる読者からの停電に関する情報をそのまま掲載したのだ。実はこれは新聞業界にとって非常に画期的なことだと思っている。 この読者からの情報提供のページには、「10:42 新潟市亀田 信号停

    読者と記者の境界線をなくせ | ネットは新聞を殺すのかblog
  • ネットは新聞を殺すのかblog ■マスコミ批判は期待の裏返し

    ▼それでは対話しなければならない。 とは言っても、ブログを始めてから2年余りの間に、コメントを勝手に削除したことは一度もない。またマスコミは読者、視聴者と対話すべきだという考えも変わっていない。2ちゃんねるが、ジャーナリスティックな活動することもあるという思いも同じだ。匿名でわたしを攻撃してくる人たちを卑怯だと思っても、匿名性はネット文化に不可欠であると考えている。 わたし自身、過去に書いた新聞記事のほとんどが無記名だった。無記名のまま、時には企業や個人を攻撃した。攻撃された企業や個人のほとんどは反論してこなかった。それはそうだろう。わたしはペンという武器を持っていた。彼らは素手だ。よほど力のある企業や個人でない限り、彼らは泣き寝入りするしかなかった。 もちろんわたしはできる限り公明公正であろうと努めた。しかしすべての記事において、神のごとく公明公正でありえただろうか。 まただれかを批判で

    ネットは新聞を殺すのかblog ■マスコミ批判は期待の裏返し
    t2-news
    t2-news 2006/01/08
    やはり読者は新聞との対話を望んでいるのだ。ネットを使ったこれからのジャーナリズムは、「対話」がベースになる。
  • コメント欄を荒らす人間の悲しさ | ネットは新聞を殺すのかblog

    ネガティブなコメントはその後も時折寄せられた。アクセス数が増えるに従って、いろいろなタイプの読者が増えた。中には、繰り返しからんでくる読者もいた。どこをどう読めばそのような受け止め方ができるのだろうと思うほど、ピント外れな批判を繰り返してくる人もいた。誹謗中傷になるかならないかのギリギりの表現でわたしを批判し続ける人もいた。 触れてほしくない自分の弱さを的確に突いてくる批判もある。直視することがつらくても、そうした的を得た批判は、できるだけ謙虚に受け止めたいと思っている。しかし多くの批判は誤解をベースにしたものだった。誤解を解いてもらいたいと思い、ネガティブなコメントに対してわたしの真意を説明するコメントを繰り返した。しかしわたしのそのコメントさえ誤解されることがほとんどだった。 恐らくそうした人たちは、コメント欄を荒らすこと自体が目的なのだろう。建設的な議論をしたいわけではない。議論を通

    コメント欄を荒らす人間の悲しさ | ネットは新聞を殺すのかblog
    t2-news
    t2-news 2006/01/07
  • 自分のブログも炎上 ネットは新聞を殺すのかblog

    小池編集長だけではなかった。その後も「炎上」する記者ブログが相次いだ。炎上した記者ブログの1つを運営していた某社の記者A君とは、炎上する以前から個人的にメールでのやり取りをしていた。炎上の最中もわたしのところにメールで経緯を報告してきてくれたのだが、ネット上で糾弾される恐わさが、メールを通じてわたしにまで伝わってきたものだった。A君の要請を尊重し、A君がだれであるのかを特定できない形で簡単な経緯を説明したい。 わたしのブログのように当たり障りのないことを書き連ねるブログと違って、A君のブログは時事問題に関してはっきりと自分の意見を主張していた。それはそれですばらしいことだと思う。ただコメント爛に当然反対意見も寄せらる。これに対する対処法が間違っていたとA君は言う。 誹謗中傷が殺到したときに気が動転してしまい、冷静さを失ってしまったとA君は言う。冷静であれば、誹謗中傷を無視するのか、削除する

    自分のブログも炎上 ネットは新聞を殺すのかblog
    t2-news
    t2-news 2006/01/06
    実はネット上にマスコミ批判が存在することをしらないマスコミ関係者は意外に多い。自分たちは市民の側に立って権力を監視していて、そのことで市民からも評価されている、と信じて疑わない新聞記者をわたしは何人も
  • 炎上する記者ブログ | ネットは新聞を殺すのかblog

    第3章 一般市民の情報発信がジャーナリスティックな活動を始める中で、既存のマスメディア企業はどう対応すればいいのだろうか。 市民ジャーナリズムと既存の商業ジャーナリズムは敵対関係になるのか。それとも、それぞれが強みを発揮するいい意味での補完関係になるのだろうか。 その答えは、1つには既存ジャーナリズムが市民ジャーナリズムとどれだけ対話するかにかかっている、とわたしは考えている。既存ジャーナリズムは権力の番人ではなく、権力側の存在になってしまったと多くの人は感じている。そう考える人が多ければ多いほど、市民ジャーナリズムは既存ジャーナリズムに対して牙をむくだろう。既存ジャーナリズムが権力側でなく市民側に立っていると広く認識してもらうためには、まず市民との対話を始めなければならないと思う。 また市民ジャーナリズムと既存ジャーナリズムの今後の関係を占う上でのもう1つの重要なポイントは、既存ジャーナ

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  • ネットは新聞を殺すのかblog - ジャーナリズムは死語に

    ▼日の参加型の近未来形 日の参加型ジャーナリズムの近未来像は、市民記者サイトといった1つのサイトの中でだけ盛り上がるという形は取らないだろうという予測は既に述べた。端緒はどこであってもいい。JANJANであっても、ツカサネットであっても、ブログであっても、テレビのニュースであってもいい。どこかでだれかが発信した情報がネット上の口コミで広がり始める。その広がり具合をブログ検索エンジンなどのネット上の話題を見つけ出す仕組みが察知する。独特の計算方式を使ってネット上で話題になっているウェブページをランク付けする「話題の.jp」や、人気ブログ検索サービス「テクノラティ」の検索キーワードランキングなどは、ネット上で何が話題になっているのかを調べる道具として既に存在している。今後こうした仕組みはさらに技術改良が加えられ、使い勝手や性能が向上する方向にあることは間違いないだろう。 こうした仕組みを使

    ネットは新聞を殺すのかblog - ジャーナリズムは死語に
    t2-news
    t2-news 2006/01/02
    ジャーナリズムは死語に
  • ネットは新聞を殺すのかblog - ネットは民主主義の敵か

    さて情報の洪水の中から必要な情報を探し出してくる技術や仕組みは今後も進化し続けることは間違いないだろうが、そうなることは民主主義にとってよくないのではないか、という指摘がある。 こう指摘したのは、シカゴ大学教授で憲法学者のキャス・サンスティーンさんだ。サンスティーンによると、情報の洪水の中から必要な情報を探し出してくる技術が発達することで、人々は自分の関心事に関連する情報だけを取得し、社会と問題意識を共有しなくなる可能性があるという。そして人々はネット上で同じ意見の者同士で集まり、議論することで、議論は過激になる一方だ、というのだ。 現在の主流のメディア環境では、マスメディア企業が「一般的に知っておかなければならないニュース、情報」や「多くの人が必要としているニュース、情報」を「幕ノ内弁当」的に並べて提供してくれる。このニュースの「幕ノ内弁当」をしている限り、社会人として見ず知らずの人と

    ネットは新聞を殺すのかblog - ネットは民主主義の敵か
    t2-news
    t2-news 2005/12/08
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