会社の役員や従業員が所属する会社から自社株式を購入できる権利としてのストックオプションはよく知られています。 成功したベンチャー企業では、この権利で一般社員でも大きな資産を手に入れられる可能性がありますが、一部の外資系企業ではRestricted Stock Unit(RSU=制限付き株)という形で自社株を社員に与えていることがあり、現職では著者もこのRSUを賞与に近い形で受け取っています。 RSUの仕組みは独特で、特定のタイミング(入社時、プロモーション時、など)で社員に対して一定数の株が割り当てられ(Grant)ます。RSUの「制限」はGrantのタイミングで定義されますが、一般的なのは2-4年に渡ってGrantされた自社株が小出しで社員のものになる(Vest)されるパターンだと思います。Grantされたタイミングでは,株を一定の条件(会社の在籍し続けている)に基づいて段階的にもらえる