10月4日に設立発表される一般社団法人日本ディープラーニング協会の理事長に、東京大学大学院の松尾豊特任准教授が就任する。PKSHA Technology、ブレインパッドなどディープラーニング(深層学習)、ビッグデータ企業の経営者も理事に名を連ねる。深層学習人材の不足に危機感を抱いている松尾氏だけに、協会設立の大きな目的の1つに深層学習人材の育成があるとみられる。 松尾氏は数年前から深層学習の持つインパクトについて、いろいろな場面で訴えてきた。 「深層学習によって機械は『眼』を持つことができるようになった。これは生物が眼を持ったカンブリア紀と同じインパクトがある。機械が眼を持つことにより、とりわけ農業、建設、食品加工の業務が劇的に改善する」 しかし、「深層学習ビジネスは出てくると思うが、海外に比べて日本は遅れている感じがする。国内はともかく、世界で勝てる感じはしないし、とても厳しい状況だ。そ