ブックマーク / eunheui.cocolog-nifty.com (41)

  • 壊れる前に…: 長居公園、2007年2月5日

    帰宅しました。と書いて、あらためて「帰る家がある」ことの意味を噛みしめています。自分には帰る場所があることが、とても不思議なことにも思えます。 今日、長居公園で見たことはとても悲しいのですが、同じように野宿している人たちが大阪で数千人、日全国で数万人、そして全世界を見たら、何千万人、いや、もしかしたら億の単位で存在するのだということを考えると、絶望的に、自分が今までなぜ何もやって来なかったのかを悔いてしまいます。 コメントをくださったかたがた、ありがとうございました。私、写真の腕を磨かないとだめですね。どこが違うのか分からない同じような下手な写真をたくさんお見せして、すみませんでした。きっとだれかが、もっと心に残る、事の核心をとらえた写真を公開してくださることでしょう。 今日最後の写真は、寸劇の演じられていた舞台の裏のテントです。もちろん、今朝写したこのテントは、今はもうありません。 T

    t_kei
    t_kei 2007/02/06
  • 壊れる前に…: 夜、家を追われる

    地震や洪水などの自然災害にしろ、火事にしろ、襲いかかるのに時を選ばないし、逃げたり大切なものを取り纏めたりするための猶予も与えてはくれない。戦争は人の為すことだから、時刻や期限に関して無関心や非情である必然性はないけれど、往々にして天の為すことと同じほど、いやそれ以上の冷酷さをもって人々を苛む。その光景を私たちは近年、いやというほど見せられてきた。 低衝撃性の戦争とも言うべき占領でも、それは同じらしい。26日、イスラエルの占領軍は、西岸地区のナブルスで、巨大なブルドーザーを使って家屋を破壊した。軍隊がやってきたのは夜中の2時のこと。拡声器で1分以内に立ち退くように命じた後、機関銃を連射しながら家を壊し始めたらしい。作戦の目的が何だったかは、まだ明らかになっていない。30歳の Nizar Labbada さんが逮捕拘束されたが、彼の家だけでなくその道筋の十数軒の家々も破壊されたため、百人ほど

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    t_kei 2006/08/28
    「真夜中に、わずか一分間の猶予で、偶然「テロリスト」が近所に住んでいたというだけの人々が、家を失ってしまうのだ」
  • 壊れる前に…: もやい直し

    もやう 「舫う」: 船と船とをつなぎ合せる。杭などに船をつなぐ。 「催合う」: 寄り合って共同で事をする。 夜行列車で今朝早く、水俣から戻りました。行き帰りと車中2泊、現地2泊。神戸でアジアのいろいろな国々の農村と交流活動などを行なっているPHD協会という団体が企画し、水俣市にある水俣病センター相思社の職員のかたに案内していただいたツアーです。 水俣の過去、現在、未来を、その有機的な連環の中に見る、とても貴重な経験になりました。18日にここに掲載した写真は、相思社の水俣病歴史考証館に展示してあったゼッケンです。患者の認定は今もまだ続く未解決の問題で、20日の写真はまさにそれを物語る場面です。認定申請を棄却され、行政不服審査を申し立てたところ、敗訴によって熊県や国の責任が確定した水俣病関西訴訟の訴状(つまり、最高裁によって退けられた主張)を引用した回答書が寄せられ、その中に申請者をニセ患者

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    t_kei 2006/08/22
    「もやい直し」。いろいろな示唆がありそうだ。調べてみよう。
  • 壊れる前に…: 彼方の戦火

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    t_kei 2006/08/15
    「ある日、隣の貧しい国がミサイルを発射する。私たちの国は富んでいるが、人々の心は恐れや憎悪に支配され、自分たちの国が正当な報復を行なうことを望む。その圧倒的な軍事力で「解決」はすぐにも訪れるはずだ…」
  • 壊れる前に…: 忘れられた戦争にしないために

    Palestinians in Gaza worry about becoming the 'forgotten war' ― 27日付けクリスチャン・サイエンス・モニター紙。記者はラマラーの Joshua Mitnick さん。イスラエルによるレバノン攻撃が中東情勢の焦点となったため、第2次インティファーダが始まって以来初めて、パレスチナの闘いが人々の視野からはずれてしまっていることをガザや西岸の人たちが警戒している。 26日には、イスラエル軍による空爆により、ガザで少女を含む13人のパレスチナ人が死んだ。また、糧難も続いている。アッバス大統領の側近 Saeb Erekat さんは、パレスチナは「忘れられた戦争」になってしまったと語っている。ラマラーに立ち寄ったあのライス米国務長官ですら「ガザの危機を解決することを忘れてはならない」と言わねばならなかったほどだ。ライス長官の大統領府訪問

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    t_kei 2006/07/30
    死者の政治利用だ、なんて野暮なことは言うまい。厳然たる事実として、直視すべき事実として。
  • 壊れる前に…: レバノン情勢に関する要請文案

    レバノンの新聞 The Daily Star が掲載している、各国の国会議員等にあてた要請文の文案を訳してみた。 (名前を入れる)様、 レバノンで起こっていることについて、お便りしています。今日、私たちはますますグローバル化していく世界に暮らしています。ですから、イスラエル寄りに偏向した報道がなされているにもかかわらず、私たちは中東でどのようなことが起こっているかを知ることができます。 イスラエルはレバノンを、そしてレバノンが過去16年間にわたって築いてきた経済を破壊しつつあります。その前には、ガザの人々への威嚇と破壊がありました。イスラエルは子どもを、女性を、罪のない市民を殺しつつあります。イスラエルは1948年の建国以来、人々を家から追い出してきました。2006年7月12日以降、わずか6日間で70,000人のレバノン人が家を追われました。イスラエルはまた、レバノンの人々の家を、道や橋、

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    t_kei 2006/07/24
    レバノンの新聞 The Daily Star が掲載している、各国の国会議員等にあてた要請文の文案、邦訳。
  • 壊れる前に…: 夢か現か

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    t_kei 2006/07/20
    「もし私たちがそのような意志を持ち得ないのであれば、それは、私たち自身が惰眠を貪っていることを意味する」
  • 壊れる前に…: ベイルートの大学で

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    t_kei 2006/07/18
    「大学に勤める私には、いつか自分自身がこのような文章を読んだり書いたりする立場に立たされることがあるような気がしてならない」
  • 壊れる前に…: フーダとアベール

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    t_kei 2006/07/15
    パレスチナ、そしてイラク。「占領の中で女性が以前よりも強く暴力の標的とされてきている」
  • 壊れる前に…: イランの地平

    Iranian intellectuals: from revolution to dissent ― イランの思想家 Ramin Jahanbegloo さんの語る、1979年のイスラム革命以降のイラン知識人の系譜。ジャハンベグローさんは4月27日以来、イラン政府によって拘束されたままである(openDemocracy の記事)。 Jahanbegloo さんは、イスラム革命がシャーによる圧政に抗するものであったにしても、「自由」や「解放」という概念が真の意味ではその主眼点にはならなかったとしている。イスラム革命において知識人の果たした役割は小さいものであった。革命を推し進めたイスラム聖職者たちとは異なる穏健な思想を持ち、より民主的な社会を目指した思想家たちは、革命の初期に排斥された。 革命に加わったのは、「革命」という概念に夢を懐く、ユートピア的な理想主義を信条とする知識人たちだった。

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    t_kei 2006/05/29
    コメント欄も、重要。
  • 壊れる前に…: 東ティモールの今

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    t_kei 2006/03/11
  • 壊れる前に…: 消える大陸

    NASA の Visible Earth というサイトにある衛星写真を100分の1に縮小しました。夜、宇宙から地球を見ると、こんな感じらしい。たぶん、白黒反転させたやつのほうが見やすいです。 この写真を探したきっかけは The Dark Continent: It’s Still Dark というブログ記事でした。 かつて「暗黒大陸」と呼ばれたアフリカは、今も暗いよ、という話です。 日周辺だけ切り抜いたものも作ってみました。お子さまには、こちらのほうがべやすいかも。 Tags: アフリカ, 衛星写真, 経済, 発展

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    t_kei 2006/03/07
    きらきらと輝いていても、なんてくそったれなんだろう。
  • 壊れる前に…: マニラで61年前に

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    t_kei 2006/02/19
  • 壊れる前に…: 呼び戻す

    t_kei
    t_kei 2006/01/14
    この国の司法の、吐き気がする現実。
  • 壊れる前に…: そこから青い闇がささやき

    t_kei
    t_kei 2006/01/13
    読んでおきたい。
  • 壊れる前に…: ウィリー・ピート

    先週イタリア RAI テレビが報じた米軍による黄燐(white phosphorus)の使用について、米軍報道官が焼夷兵器(incendiary weapon)として用いたことを正式に認めたもようです。16日付けの BBC NEWS の "US used white phosphorus in Iraq" によれば、Lt Col Barry Venable が先週の発言(照明や煙幕としてのみ用いた)を撤回し、敵性戦闘員に対する傷痍を目的として使用されたと述べました。 (記事タイトルの "Willy Pete" は "white phosphorus" の米兵の間での隠語だそうです。) BBC の記事では化学兵器か否かについてのみ論じられていますが、問題は特定通常兵器使用禁止制限条約(Convention on Prohibitions or Restrictions on the Use

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    t_kei 2005/11/17
    米軍は、燐弾を「敵性戦闘員に対する傷痍を目的として使用」したことを認めた。
  • 壊れる前に…: 日本の不遜。インドネシアの社説から

    別件でインドネシアの英字紙 The Jakarta Post を調べていたら、小泉首相の靖国参拝に関して非常に激しい調子の社説を見つけ、自分一人ではその衝撃を受けとめられなかったので、みなさまにもおすそ分けいたします。10月24日付けの記事です。もう2週間近く時間が経っているので、きっとさまざまなところで既に論じられているのだろうと察します。 主な論点を要約して示します: 日の不遜 ― ドイツとは異なり、残念ながら日は過去の帝国主義的な侵略と向き合ってこなかった。また、そうしようと努力しているようにも見えない。過去50年以上に渡って、日が東南アジアに対して豊富な開発支援をしてきたことは事実である。我々はそれを過去の軍事的な罪を贖うものだとは考えていない。お互いに益のある協力関係によるものだと考えてきた。我々はオランダの植民地支配についてと同様、日の占領の苛酷さについて、いつまでも繰

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    t_kei 2005/11/06
    「特定アジア」という言葉は錯誤に基づいている、という事実が良くわかる。
  • 壊れる前に…: より平和になった私たちの世界

    The Human Security Report 2005: War and Peace in the 21st Century ― Human Security Center が発表した人間の安全保障に関するレポート。ここ数日、「世界は平和になりつつある」という調査結果として話題になっている報告書です。要約の章だけですが、目を通してみました。 特に2001年9月11日以降、世界がますます危険になっているのではないかという悲観的な見方に対して、データは必ずしもそのような傾向を支持しない、というのが大まかな主張です。主な論点は「戦争の数、武力衝突の数が減っている」「戦争、武力衝突ごとの平均死者数も減っている(強国の関与する戦争は圧倒的な力の差によって短期間で終結し、貧しい国の間の紛争では破壊力の大きな兵器が用いられないため)」「紛争はサハラ以南のアフリカ諸国に集中しつつある」といったところ

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    t_kei 2005/10/23
    Human Security Centerが発表した、「世界は平和になりつつある」という調査結果のレポートから。
  • 壊れる前に…: 疫病、天災、資本主義

    t_kei
    t_kei 2005/10/11
    チャベスの、ハリケーン地震などの災害が「グローバルな資本主義モデルによって引き起こされた」という発言
  • 壊れる前に…: 弱音を吐き、展望を語る

    t_kei
    t_kei 2005/09/19
    「連帯を求めて孤立を恐れず、力及ばずして倒れることを辞さないが、力尽くさずして挫けることを拒否する」