ブックマーク / tlessoor.hatenablog.jp (9)

  • ノーヴァヤ・ガゼータ:ポリトコフスカヤ特集 - バイナフ自由通信

    ノーヴァヤ・ガゼータによる10月9日のアンナ・ポリトコフスカヤ特集の冒頭に寄せられた文章です。 元がロシア語のため、訳にあまり自信がありませんが、取り急ぎお送りします。 彼女は美しかった。年を重ねるごとに美しくなっていった。なぜなら・・・成熟するにつれて、彼女の魂が外面に現れるようになったから。 彼女は、魅惑的な笑顔を浮かべて、ユーモアに溢れた冗談をいい、不正に涙を流すことのできる女性だった。けれども、不正を働く人間にとって、彼女は敵以外の何者でもなかった。 彼女は驚異的なほど勇敢な人物だった。護衛に囲まれて戦闘用ジープに乗っているような多くの―当に多くの―男たちよりも、はるかに勇敢だった。 彼らは彼女を脅迫しようとした・・・彼女はロシア当局に逮捕され、射殺されそうになったこともあった。ベスランに向かったときには毒殺されそうになったこともあった。 ノーヴァヤ・ガゼータの読者でさえ、「彼女

    ノーヴァヤ・ガゼータ:ポリトコフスカヤ特集 - バイナフ自由通信
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    t_kei 2006/10/10
  • アンナ最後のインタビュー記事「カディロフはチェチェンの大統領にはなれない」(抜粋) - バイナフ自由通信

    アンナ・ポリトコフスカヤ最後のインタビュー(のひとつ) 記事について:記事の日付によればまさに彼女の死の直前、ロシアの人権団体の連合サイト、「カフカスキー・ウーゼル(コーカサスの結び目)」は、アンナ・ポリトコフスカヤにインタビューをした。その2日前の10月5日は、チェチェン親ロシア政権のボス、ラムザン・カディロフ首相の30歳の誕生日。 親ロシア派が定めた憲法によれば、チェチェン大統領の立候補資格は30歳以上であることだ。彼はチェチェンの大統領になる資格の一つを手にしたことになる。その憲法自体、眉唾ものの国民投票で決められたものだと言うことを別にすれば。 ポリトコフスカヤは、プーチンに対する批判者であると同時に、カディロフに対する強烈な批判者だった。その感覚はわかる。プーチンはチェチェン戦争によって大統領に上り詰め、チェチェンをぼろ雑巾のようにし、ロシアも、意味は違えど相当にひどい状況だから

    アンナ最後のインタビュー記事「カディロフはチェチェンの大統領にはなれない」(抜粋) - バイナフ自由通信
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    t_kei 2006/10/10
  • アンナ・ポリトコフスカヤの暗殺、読者からのメッセージ集 - バイナフ自由通信

    "モスクワ10/7/2006" 彼女の胸を弾丸が貫いた時 彼女の頭に弾丸が撃ち込まれた時 彼女が世界にどうしても伝え続けたかったことを 身をもって伝えてくれた 愛する人が 大事な人が 兄弟が 息子が 娘が 信ずべき人が 虫けらのように殺されていくのは どんな気持ちがするのか 血を溢れさせながら、変わり果てた姿になった時 それを見なかったことには出来ないことを 護衛に囲まれた男達を超えて 権力に守られた男達を超えて 金でほほを叩かれる男達を超えて 仲間を裏切る男達を超えて 海を越えて 大陸を越えて 彼女の思いは今日も世界の人々の心の中を駆け巡り 彼女の亡骸は世界の人々の良心の中に眠る そして私達は一歩踏み出し始める 重要な情報につき、 重要な情報につき、怒りを込めて転送します。(転送・転載歓迎)ぜひロシア大使館に抗議を![短くても構いません](例:「ポリトコフスカヤ虐殺に抗議し、チェチェンで

    アンナ・ポリトコフスカヤの暗殺、読者からのメッセージ集 - バイナフ自由通信
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    t_kei 2006/10/08
  • メモ:9.11から5年 - バイナフ自由通信

    「世界を変えた」9.11から昨日で5年になる。事件の後、ロシアのプーチン大統領は、即座に米国の「テロとの戦い」への支持を打ち出した。「テロとの戦い」は、それを推進する主体が「テロ」の温床となる構造的な不平等を際限なく拡大させる、終わりの見えない戦争だ。その陰では、いつでも弱い立場に置かれた人々が犠牲になっている。 3000人近くの犠牲者を出した9.11は確かにひどく痛ましい。だが、世界には私たちの記憶に刻まれない無数の9.11があるはずだ。たとえば、チェチェンでは1944年にスターリンによる強制移住が行われ、50万人といわれた人口の半数が失われた。1994年から続いているチェチェン戦争では、再び人口の五分の一から四分の一が死亡している。 「9.11は世界を変えた」――この言葉に違和感を覚えるのは、チェチェン人が何十万人死んだところで世界は何一つ変わらない――そんなふうに言われている気がして

    メモ:9.11から5年 - バイナフ自由通信
    t_kei
    t_kei 2006/09/13
    「「9.11は世界を変えた」——この言葉に違和感を覚えるのは、チェチェン人が何十万人死んだところで世界は何一つ変わらない——そんなふうに言われている気がしてしまうからかもしれない」
  • 消されゆくチェチェン難民 - バイナフ自由通信

    チェチェン親ロシア派政権が、チェチェンと隣国イングーシにあるチェチェン国内避難民/難民キャンプを格的に閉鎖し始めている。チェチェン親ロシア派政権首相ラムザン・カディーロフは、「8月5日までに避難民の総数を可能な限り減らすべきである」「イングーシの仮設宿泊センターにいるすべてのチェチェン人は年末までにチェチェンに戻るだろう」と述べる一方で、この「微妙な」問題に関する「行き過ぎた」意見や介入を望まないこと、そして難民は「自助努力」によってのみチェチェンに帰還するべきだと発言した。 インターファックス通信によると、2006年1月以来、チェチェンでは125名もの人々が誘拐されている(ロシア人権団体「メモリアル」による発表)。「戦争が終わった以上、チェチェン難民も存在しない」というロシア政府の公式見解によって、チェチェン難民は再びチェチェンという「ゲットー」に閉じ込められようとしている・・・。 8

    消されゆくチェチェン難民 - バイナフ自由通信
    t_kei
    t_kei 2006/08/07
    「戦争が終わった以上、チェチェン難民も存在しない」という論理。
  • 2006-07-11

    チェチェン独立派外相のアフメッド・ザカーエフは、7月10日、ラジオ・リバティのインタビューに応じて、シャミーリ・バサーエフの死について語った。対ロシア最強硬派野戦司令官の死がチェチェン情勢の行く末に様々な憶測を生む中で、ザカーエフは彼の死によって変わるものなど何もないと述べている。なぜなら、ロシア当局の中に問題の政治的解決を求める意思が生まれない限り、18世紀から続くチェチェン独立戦争歴史に終止符が打たれることはないからだ・・・。 続きを読む シャミーリ・バサーエフの死はロシアに何をもたらすのか? ラジオ・リバティのリズ・フューラー記者による分析。 続きを読む チェチェン独立派最強硬派のシャミーリ・バサーエフ野戦司令官が、7月10日、イングーシ共和国で死亡した。ロシア当局は、バサーエフの死を「対テロ作戦」の成果(要するに殺害)として発表しているが、チェチェン戦争の継続を望んできたロシア

    2006-07-11
    t_kei
    t_kei 2006/07/12
    バサーエフ死亡関連記事。「25万人の命が失われましたが、今も紛争は続いていますし、ロシア軍部の中にこの紛争を政治的な手段によって解決しようとする政治的意思が芽生えない限り、今後も紛争は続くでしょう」
  • EU:欧州議会議員たちがロシア―チェチェン問題に対するEUの弱腰を批判 - バイナフ自由通信

    チェチェンにおいて、人権問題はしばしば経済問題にすり替えられる。それは人権と民主主義という理念を掲げるEU諸国も変わらない。以下の記事から読み取れるのは、先日のチェチェン議会選挙中に暴動が発生しなかったことを「安定と民主主義への新たな一歩」と謳う一方、チェチェンで日常的に行われているロシア軍による人権侵害には目をつぶってみせるEU指導者たちの音と建前の乖離である。チェチェン問題の質は、ロシアによる人権侵害ではなくチェチェン人自身の貧困にあると、彼らは主張する。チェチェン戦争は、ロシアのみならず欧州をも、プロパガンダによって分裂させているかのようだ。 EU:欧州議会議員たちがロシア―チェチェン問題に対するEUの弱腰を批判 Ahto Lobjakas http://rferl.org/featuresarticle/2006/01/D3A3DEBB-4431-4A15-9ADD-88B24

    EU:欧州議会議員たちがロシア―チェチェン問題に対するEUの弱腰を批判 - バイナフ自由通信
    t_kei
    t_kei 2006/01/21
    「人権問題はしばしば経済問題にすり替えられる。」
  • ドイツはチェチェン侵略の共犯? - バイナフ自由通信

    シュレーダー時代のドイツは、ロシアのチェチェン侵攻に対して何も意見をせず、(人権侵害への懸念ぐらいはたまに口にしていたかもしれないが)ひたすら傍観を決め込んでいた。それがどうしてなのかは、次の記事を読めば一目瞭然に近い。露との合弁企業トップ就任 前独首相に非難集中[産経]、「独前首相に集中砲火 ロ合弁会社の責任者に就任」[共同]。 日にもこれから、あるいはすでに、親ロシア派のロビーが作られていくだろう。その材料はシベリアの原油・天然ガスで、プーチン政権は資源を材料に各国を操ろうとしている。いよいよ資源争奪の21世紀に突入・・・。[MI]

    ドイツはチェチェン侵略の共犯? - バイナフ自由通信
    t_kei
    t_kei 2005/12/16
    チェチェン侵攻に見え隠れする、イラク戦争にも通じる構図。イラク戦争に反対したドイツが、裏でこのように振舞っているという事実はとてもブラックだ。
  • チェチェンでは5人に1人の新生児が深刻な健康上の問題を抱えている - バイナフ自由通信

    http://www.watchdog.cz/?show=000000-000002-000001-000169&lang=1 2005年11月14日 プラハ・ウォッチドッグ/レーチャ・サダーエフ (チェチェンでは)近い将来に人口動勢上の危機が訪れるわけではないにせよ、極めて高い割合の新生児が疾患を抱えていることについて、多くの医師が警鐘を鳴らしている。共和国下院議員・保健省大臣のスルタン・アリムカディーエフによると、「5人に1人の新生児が深刻な(組織的または機能的)疾患を持って生まれてくる」という。 アリムカディーエフによれば、これはチェチェンにおける二度の戦争と密接に関連しているという。社会的問題や環境汚染、長期にわたるストレス要因といったすべてが、(チェチェンでは)ここ数年悪化しているのだ。 妊婦の病気の発見・治療についても、国の保健サービスの復興−特に来なら未然に防げるはずの母体

    チェチェンでは5人に1人の新生児が深刻な健康上の問題を抱えている - バイナフ自由通信
    t_kei
    t_kei 2005/12/04
    「グローズヌイにおける母子の健康状態は壊滅的でさえある。」「チェチェン共和国全体で5人に1人、首都では実に2人に1人−より正確には半数以上−の子どもが、何らかの疾患を抱えているという。」
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