ブックマーク / yukuri.exblog.jp (7)

  • 大坂 長居公園滞在記 | ホームレス文化

    僕は、1月21日のプチ大輪祭りから、2月5日まで、数日を除いて、長居公園のテントの一つに泊めてもらっていた。だから、行政代執行当日のことと共に、それに至るまでの数日の思い出を書きたいと思う。 まず、初日のプチ大輪祭りに驚いた。アンプやドラムセットで、けっこうなデカイ音を出してライブをしていた。それも、テントの横の小さな広場で。ぼくらもテント村演芸会などをやってはいるが、こんなテントのそばではやらないし、村内ではそれなりに音を出さないように気を使っている。村の一体感がないと出来ないことである。プロパンガスも、公然と使うのは難しい。でも、長居では管理側もとりあえずは、見ぬふりをしている。もうすぐテント村がなくなってしまうからかなぁ、と思うと、逆にさびしい気もした。そして、着物の女の子が狂言まわしのように、声をかけて、芝居が始まった。待ってました、とばかり、ぼくはかぶりつきに座った。いやぁ、 面

    大坂 長居公園滞在記 | ホームレス文化
    t_kei
    t_kei 2007/07/09
  • はい、露骨な排除計画です | ホームレス文化

    管理事務所が、チラシを配りに来た。総勢5名くらいか。チラシのタイトルは「Y公園再整備第2期工事のお知らせ」。内容は以下である。昨年2月及び9月に「お知らせ」しましたように、年6月中旬から、再整備第2期工事が始まります。工事が始まると、安全確保のため、工事区域にバリケードを設置し、工事関係者以外の立ち入りを禁止します。現在、皆さんが起居されている場所につきましては、年10月頃から整備工事を実施する予定です。つきましては、東京都と特別区が共同で実施している「自立支援システム」等の福祉施策を活用し、自立に向けた努力をしていただくようお願いします。なお、来、公園は起居の場ではありませんので、念のため申し添えます。 遂に来た!という思いを隠しつつ、計画の手順を尋ねる。一部地域を除き、10月から一斉に工事を行う予定との答え。代替地は作りますよね、と聞くと、今のところ予定はあリません。もう、アパー

    はい、露骨な排除計画です | ホームレス文化
    t_kei
    t_kei 2006/07/30
    「明るい空間を創出」、か。。
  • 生き生きと揺れ動くテント村 | ホームレス文化

    *これは、ある雑誌に書こうとして、没にした文章です。でもせっかく書いたので、アップします。ただ今までの文章と重なるところがあります。 これからぼくが、書こうとすることは、テント村に暮らす中で考えたことだ。ぼくは、「文化」を、ある暮らし方が長年にわたって継続してきたという、そのことの中に探りたいと思う。その暮らしを支えてきたものをさして文化と呼びたいのである。ホームレス文化ははるか昔にも遡るし、また現在においても多様さを持っている。例えば、ぼくは手荷物だけもって移動する人たちの暮らしの内実を知らないし、定住層であっても場所によって、ちがってくると思う。 ぼくたちテント村の住人は、物のやり取り、物々交換によって、関係を作っていく。物をあげるということが「あなたと親しくしますよ」ということなのだ。挨拶を交わす、ということの次の段階が、物を交わすということである。近くに住んでいる70歳を超える人で

    生き生きと揺れ動くテント村 | ホームレス文化
    t_kei
    t_kei 2006/07/16
    ダメである自由、それも一つの側面。「ホームレスの悲惨さという負のイメージは、一般社会を維持する一つの仕組みになっている。自立していないとみなされている人間が、より人間的な生活をしていては困るのである」
  • 仰天!テレビ、そして、仰天!北野大、他 | ホームレス文化

    4月20日テレビ朝日「ワイドスクランブル」(昼の番組)でエノアールと私のことが放映された。コメンテーターの話を入れると20分くらい。それについての見解を書きます。 まず、取材は、17,18,19日に行われ、制作会社ではなく、番組のディレクターがおこなった。最後の日の数時間がレポーターをまじえての取材になった。 エノアールの部分のタイトルは「仰天!ホームレス画伯の珍生活」。これは、新聞の番組欄にのっていたもの。これは聞かされていなかった。仰天したのは、こっちである。 VTRの内容で、おかしい、と思ったのは以下の点。 1、エノアールを一緒に運営している女の人の取り扱い方。 彼女は、まず、なにより、主体的に公園での生活を行っている。経済的にも、ぼくに依存しているわけではない。そして、絵をかく会や、女の人のためのティーパーティなど、を主催している。VTR上の取り扱いは、そのような紹介ではなく、「彼

    仰天!テレビ、そして、仰天!北野大、他 | ホームレス文化
    t_kei
    t_kei 2006/05/09
    北野大の発言。「わがままですよ。都心の緑の中に入って毎日がキャンプ生活でしょ(中略)、社会に迷惑かけてはいけないし、もっといいたいのはね、恥ずかしいと思わないのかと」 - 本当に恥ずかしいのはどっちだよ!
  • 3月の現状 | ホームレス文化

    いよいよ、テントが減ってきました。もう50軒あるかないかなのではないか。一年前には、350軒あったそうだから、7分の1になったわけです。隣近所もほとんどなくなってしまいました。エノアール(テント前のカフェ)に訪れる人も、すでにアパートに移った人が多くなった。そこで「最近、**はどうしてる?来るの?」とか、「最近、**は来ないなぁ、家で寝てるんだろ」とか、お互いの情報をやり取りする場にもなっている。 管理事務所が、「地域生活移行事業」終了に伴い、一斉清掃時のテント小屋の一時解体の徹底を図る、と言ってきている。一斉清掃というのは、月に一回ある「管理事務所主催のイベント」で、その内容は、テントや小屋を畳んで、荷物を整理し、ゴミを出せ、というもの。ぼくが、住みはじめてからは、ほとんど2,3人を除いては、畳む人はいなかった。一応、多くの人はテントの周りを掃除したりするぐらいで、ぼくもカフェの椅子をし

    3月の現状 | ホームレス文化
    t_kei
    t_kei 2006/03/11
    ほんとうに、なんなんだ、この社会は。あまりにも、悲しい。
  • 二人の死 | ホームレス文化

    最近続けて、二人の知人が亡くなった。一人は、10ヶ月の入院生活の末病院で亡くなり、もう一人は、テントの中で亡くなった。この公園では、今、2箇所で線香の匂いが漂っている。 Sさんは、ぼくの住んでいるテントから少し離れたところに住んでいたこともあり、ぼくが住み始めてすぐに打ち解けたわけではなかった。ぼくの隣人のFさんが、路上フリマをやっていたこともあり、同じくフリマをしていたSさんはよく来ていたからそのうち、少しずつ話すようになった。Sさんは、よく、微妙なものを持ってきてくれた。インクの出ないボールペンとか、キーホルダーとか、塗り絵(!)とか。なんか、ほとんどごみっぽい物なんだけど、持って来るものには、Sさんなりの理由が感じられ、それを想像すると楽しいのだった。Sさんはあんまりしゃべらない。持ってくる時も、ウフフフと笑いながら、でも無言だったりする。Sさんは、自分のテントの前(そこは公園の道な

    二人の死 | ホームレス文化
    t_kei
    t_kei 2006/02/11
  • ホームレス文化 - なぜ、だれもホームレス生活の豊かさを語らないのか?

    ぼくは、ここのブログで、今あるホームレス生活の豊かさや可能性をかいているが、今まで、そのような言葉が公の場で語られるのを聞いたことがない。何かので、吉隆明が上野のホームレスの暮らしぶりを良い印象で述べているのを読んだことがある、くらいだ。「こじきは3日やったらやめられない」というのは微妙なところだが、人間のだらしなさへの揶揄として使われることが多い。(ただ、誰もいないというのは、ぼくが知らなかったり、または、言おうとしている人は知っているので、言いすぎです)。ホームレスを巡っては、1、当事者2、支援団体3、行政4、一般市民5、マスコミが、語っている。ぼくが、思うに、これらの人たちは、ホームレス生活の豊かさを語ると困ってしまうから、語らないのである。それは、あまり求められていない話なのである。 1、当事者 一般の生活が出来なくなり仕方ないという理由で、公共地を占拠するのを大目に見られてい

    ホームレス文化 - なぜ、だれもホームレス生活の豊かさを語らないのか?
    t_kei
    t_kei 2005/12/06
    この人の体験だけで、全てを推し量ることはできないけれど。でも、とても重要な視点であることは間違いない。
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