社員のコミュニケーションのきっかけにしようと、ゲームソフト開発のカプコンは、同じ時期に誕生日を迎える社員を数十人単位で一堂に集め、会長主催のバースデーパーティーを定期的に開いている。仕事に追われる日々、顔を合わせても、なかなかじっくり話すことがない社員も少なくない。そんな社員たちにとって、プレゼントを交換しながら交流するこのパーティーは、ときに“新しい発見”もある大切なイベント。社内活性化の効果はなかなかのものだ。たかが誕生日というなかれ。パーティー会場で千円のプレゼントを交換 「誕生日という条件なら何の隔たりもなく、平等に社員が参加できる。私自身も普段、一人一人の社員と食事をする機会がないもので…」と、パーティーの発案者である辻本憲三会長は打ち明ける。 パーティーは大阪、東京の本社で2~3カ月に1回のペースで開かれ、毎回、同時期に誕生日を迎える社員数十人が招待される。平成12(2000)