私は生まれながらに骨が折れやすく、身長が100センチで5歳の子どもくらいの大きさしかありません。電動車いすに乗っていて、見た目がめずらしい私は、外見でレッテルを貼られ、モヤモヤしたことがあります。見た目が変わっているのだから仕方ない、と思うときもあれば、心ない言葉に悲しくなることもあります。 渡辺さんの「見た目いじり」の否定と、「渡辺直美(という個人)を見て」というメッセージは、長年、見た目いじりに対してチクチク心が痛みながらも、仕方ないよねとあきらめてしまっていた自分を慰めてくれました。そして、今こそ時代を前に進めるために、私も私なりに声をあげていきたい、と思わせるものでした。