シャープは3日、日本の携帯情報端末の草分け的な存在だった「ザウルス」の顧客向けサポートを今月末で終えることを明らかにした。ザウルスは平成5年に発売され、8年前に生産を終了。電話による使用説明などの音声ガイドは継続していたが、これも止める。 【フォト】ザウルスの最後のモデル「SL-C3200」 ザウルスの部品はほとんど残っておらず、交換修理も近い将来できなくなる可能性があるという。 ザウルスは、株取引もできる通信機能を備えた画期的な電子手帳として人気を呼んだ。ゲームや音楽も楽しめ、今のスマートフォンのような使われ方もしていた。 ITバブルに沸いた12年ごろまでに累計200万台が売れたが、iモードを備えた携帯電話などの普及によって次第に販売が低迷。ザウルスは18年のモデルを最後に20年に生産が終わった。
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