「一日中、朝食が食べられます」―― バスターミナルやオックスフォード駅の近くには、こんな看板を出している喫茶店やパブ、ホテルがあります。 「朝食」というのは、「イングリッシュ・ブレックファスト」のこと。ヨーロッパで一般的なコンチネンタル・ブレックファストと比べ、品数もボリュームもたっぷり。骨太な「英国料理」そのものです。 基本は好みに合わせて調理された卵、ベーコン、ブリティッシュ・ソーセージ、ベイクドビーンズ、焼きトマト、マッシュルーム、ブラックプディング(ブラッドソーセージ)が一皿に盛られたもの。これをトースト、そして紅茶、コーヒーやジュースと一緒に食べます。「フル・ブレックファスト」になると、さらにオートミールやシリアル、フルーツが加わります。全部消化するには、けっこう体力が必要かもしれません。 夫の好きな「納豆のある和食」がわが家の朝食 この大きな「朝食」を、旅の楽しみのひとつにして