どんな精巧なRFPを作ったつもりでも完ぺきではない。選ぶまでのベンダーとのやり取りの中で,RFPの不足を補う必要がある。また,最終的に納得のいく形でベンダーを選ぶために,比較する方法にもコツがある。 作ったRFPをベースにベンダーを選ぶプロセスを見ていこう。図10は,アキュラホームが月次決算処理合理化の案件で実際にベンダーを選定したプロセスである。これが典型的な例で,「RFP配布,説明会」→「提案書受け取り」→「プレゼンテーション」→「ベンダー決定」と進む。このケースでは1カ月かけているが,一般的にも1~2カ月は見ておく。 ケースによっては,RFP配布の前に「RFIの発行による情報収集」を入れたり,ベンダー決定のために「2次選定」を実施したりすることもある。提案書受け取りとプレゼンテーションが同時ということもある。 どんな精巧なRFPを作ったつもりでも完ぺきではない。選ぶまでのベンダーとの