親会社のレックス・ホールディングスがam/pmの売却を検討していることが明らかになったのは2008年9月。半年を経た今年2月末、いったんは145億円でローソンが買収を決めた。しかしその後、am/pmの商標権を持つ米エーエム・ピーエム・インターナショナルが難色を示し、交渉は暗礁に乗り上げた。 am/pmブランドのコンビニエンスストアは米国に1103店、ブラジルに650店、メキシコに105店しかない。一方、日本には1138店があり、看板が掛け替えられれば、店舗網の4割近くが失われることになるからだ。 「紳士協定破り」も 売却が発表されてから今日まで、買収レースのプレーヤーは、ほぼローソン1社とされていた。ところが実際には、am/pmの店舗を手に入れようとする別の動きが密かにあった。 「ローソンはam/pm本部と揉めていて、話がまとまるかどうか分からない。ウチに来ませんか」 売却が明らかになった
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