脳をバックアップしてくれるツール『EverNote』 2008年3月18日 IT コメント: トラックバック (5) Scott Gilbertson ユーザーの人生を構成するすべての知識を網羅したデータベース――それが『EverNote』の目指すものだ。 EverNoteは、ユーザーが1日のうちに収集するあらゆるデジタルデータを、重要なものから取るに足らないものまで何でも、中枢のライブラリーに格納してくれるソフトウェア。必要なときにはいつでも瞬時にライブラリーにアクセスできる。 マルチプラットフォームでウェブサービス版もあるEverNoteは、ユーザーが投入したデータを、写真からウェブクリップや手書きのメモまで何でも取り込んでインデックス化してくれる。つまりこれを使えば、ユーザーの人生がたちまち、注釈の付いた、検索可能なものに変身するというわけだ。 保存した理由を思い出せるように、項目に
前回・前々回と「SARVHvs東芝」をよく知るための私的録音録画補償金FAQを書いてきました。予告している発展編の前に、番外編です。 本件紛争について「政令を変えたもの勝ち」であるという見方があります。本稿ではこの見解を検討していきます。 行政活動の限界 bn2islanderさんは「権利者がメーカーを訴えた場合、裁判所が著作権法の条文だけを読んで判断するのであれば、権利者側が勝つ可能性が五分以上はあると考える」とおっしゃっていますが、このへんのところを一般論として*1捉えるとどうなるかということを考えてみましょう。 仮に「著作権法に『対象機器は政令によって決定される』と書いてある以上、施行通知で何を書こうが、政令が全てである。裁判所は該当の機器を政令と照らし合わせて、録音録画保証金の対象かどうかを判断する」という見解を採用すれば、行政庁は概ねフリーハンドの公権力行使が可能となってしまい、
時下、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。 すでに複数のメディアで報道が行われておりますが、現在、自民党及び民主党において、インターネット規制法案とも言うべき法案が検討されています(自民党法案名『青少年の健全な育成のためのインターネットの利用による青少年有害情報の閲覧の防止等に関する法律案』、民主党法案名『子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案』)。 MIAUでは、複数のルートを利用して法案の原文を手に入れ、検討を行ってきましたが、少なくとも下記のような疑問点があると認識しています。 有害基準の問題 インターネット上の莫大な情報について、何が有害で何が無害なのかの基準を、内閣府に設置される少人数の委員会が独占的に決定することには、大きな問題があります。たとえ実際にコンテンツを見えないようにするのが民間
経済学でバイアスというのは、合理的な行動を基準にした概念だが、人々のバイアスが広く知られている場合、それに合わせて行動することが合理的になる場合がある。 確率論で有名な、エルズバーグ・パラドックスというのがある。中の見えない壷Aには「赤い玉が50個、黒い玉が50個」入っており、壷Bには「赤か黒どちらかの玉が合計100個」入っている場合、赤をつかんだら100ドルもらえるとするといくら賭けるか、という実験をすると、赤をつかむ確率は同じなのに、壷Aへの賭け金はつねにBより大きい。 これは不確実性を避けるバイアスだ。いいかえれば、未知のコストより既知のコストのほうが好まれる。たとえば個人情報保護法が制定されて以来、企業の情報管理コストは膨大になった。実際には個人情報のほとんどは公知の事実で実害はないが、違法行為となるとメディアに大きく報道され、企業のブランドが傷つく。過剰報道のコストは予想でき
text 情報自由論第4回 イデオロギーなしのセキュリティの暴走 著者:東浩紀 初出:『中央公論』2002年10月号、中央公論新社 私たちの社会はますます複雑になっている。この社会を運営するためには、もはや法や規範の内面化は役に立たない。多様な市民の共存が私たちの社会の原理だし、そうである以上、価値観や規範意識の差異もそのまま放置するしかない。そこで登場したのが、法や規範に期待するかわりに、たとえ規範意識の欠片もない人間(その象徴がテロリストだ)が現れても制御を失わない社会を作るという、新たな目的である。それは具体的には、市民活動の透明性を高め、個人情報を集積し、犯罪の可能性をあらかじめ最小化するようなアーキテクチャを整えることで、制度工学的に実現されると考えられている。前回の連載では、この変化を、「規律訓練型権力」から「環境管理型権力」へ、「内包社会」から「排除社会」へ、というキーワード
[みんなのお題]2007年とは何だったか。そして2008年はどこへ向かうのか。 公開日時: 2007/12/29 16:20 著者: mugendai �@過去の経験が役に立たない社会 インターネットが普及するにつれて、本来限定されていた地域のみで成り立っている経済活動がより世界にグローバル化する。そのため、時間と距離が超越され、どんどん世界がフラット化し始める。そうなると、私たちは、コストカット競争をするか、まったく新しい職業を見出すかしか方法がなくなる。コストカットには限界がある。日本国内では、物価が高いために、人件費を抑えるためには海外(中国やインドなど新興国)に、どんどんアウトソーシングするしかない。しかし、その結果、国内では人々の職業が奪われる一方、職についても過労死直前まで働かされる「格差社会」が生まれる。 �A旧世代を懐かしむ流行 映画「ALWAYS三丁目の夕日
先週、中国を一週間出張する中で、上海と北京の現地のネット企業や広告代理店との情報交換で出てきたキーワードの一つが「Bluetooth」。 日本ではほとんど普及しておらず、搭載している機種を探すのさえ難しい(ドコモの905シリーズではPだけが搭載)「Bluetooth」ですが、中国では70-80%程度の端末に搭載されており、モバイルユーザにとって重要なツールになっているとのこと。かなり驚きました。私自身、Nokia Sensorがはやった2005年頃ちょっと使って以降はほとんど使っていません。 「Bluetooth」がよく使われる背景には、中国のPCインターネット事情があるようです。 いろいろと訴訟が起きているのは報道されている通りですが、中国で圧倒的なシェアを誇るポータルサイト百度(Baidu)ではありとあらゆるmp3ファイルが検索、ダウンロードできます。中国の若者は欲しい音楽があると、自
国際レコード・ビデオ製作者連盟(IFPI)は現地時間2月4日、中国の大手検索エンジン「百度(Baidu)」に対して、著作権侵害で提訴したことを発表した。 百度は、中国国内で最大のシェアを誇る検索サービス。MP3やWMA、rmファイルなどの音楽データの検索サービスを提供しており、2005年3月に中国のレコード会社の上海歩昇音楽文化伝播有限公司が著作権侵害で提訴をしたのをはじめ、大手レコード会社から相次いで訴えを起こされている。 今回提訴したのは、Universal Music、Sony BMG Music Entertainment、Warner Music Hong Kongの3社。百度では、検索結果を数十万にわたる楽曲をホスティングするサードパーティーのサイトへ違法にリンクしているが、3社はこれを削除するように求めていた。 しかし「数カ月にわたる交渉が決裂したため、訴訟に踏み切った」と、
先日、漁業のプロに、いろいろ教えていただく機会がありました。妙な感想ですが、強いて言うと、ちょっとタクシードライバーに近いかなって、思いました。漁業全体を勉強した訳ではないので、あくまでも素人の漁業勉強記ですが、たまにはITネタ以外も良いかなと思い、投稿してみます。逆に、お詳しい方には、今更感のある話だと思いますが、お許しくださいませ。 1.お話を伺ったケースの特徴 今回お話を伺ったのは、大都市圏に近く漁獲高もそんなに大きくない地域のケースです。そういう意味では、漁業のお話といっても、また異なる特徴が、幾つかありました。 第一に、漁場が消費地に近接していることです。このため、漁師さん達は、水揚げされた魚を組合には売らず、自分で、大都市圏のお得意先に持っていってしまうそうです。1〜2時間も走れば契約先に届けられるので、その方が安心なんでしょうか。しかし、そうやって得意先を持っているとはいって
年度が切り替わったタイミングでもあるので、少しいつも以上に俯瞰した話を。 タイトルはとある経営者の方とランチをご一緒していて頂いた問いとなる。マクロ経済と日本のポジションという話の途中で改めて出てきた。 ちょうど昨晩ご一緒していた森さん@Thinkとも、この先の経済の超基礎的条件という似たようなテーマで意見を交わしていた。両方をミックスする形でまとめてみたい。 成長限界と資源エネルギー、とテクノロジー 資本市場と経済の動きを見ている方ならもはや体で分かっているところかと思うが、成長と拡大という過去何十年かそれ以上の期間に渡り世の仕組みの基本方針だったルールが限界に行き着こうとしている。話はシンプルで、資源と地球のキャパシティがもうそんなに無い。 環境というマイルドな言い方が日常的には良く使われているが中身はもうちょっとシビアなところにある。例えば、食糧不足についてのニュースが多い。国際価格
ちょっと良いニュース。 本日、スウェーデンの視聴者参加型テレビドラマ「The Truth About Marika」が、いわゆる「テレビ界のアカデミー賞」といわれるエミー賞のBest Interactive TV service部門を受賞しました。 そのなかで、番組のキー要素である視聴者のインタラクティブなコミュニケーション基盤としてLingrが使われていたのです! 制作会社のテクノロジー担当プロデューサーであるAndie Nordgrenから「Lingrが主要な役割を果たしたから」ということでお礼のメールが届いて、ほんとにビックリしました。 エミー賞の公式な受賞発表はこちら。実際に視聴者が使っていたサイトのConspirareには、ノミネート時のクレジットにWordpress, Twitter, Flickr, YouTube, Technoratiなどと並んでLingrが記載されていま
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