黒は光を吸収する色だが、それでも黒い物体に光を当てれば、ある程度の光を反射する。しかし、ほとんど光を反射せず、ほぼ全て吸収してしまう「究極の暗黒シート」を産業技術総合研究所(産総研)が開発したという。シートの素材はゴムで、量産性にも優れるとしている。どんな仕組みなのか。
黒は光を吸収する色だが、それでも黒い物体に光を当てれば、ある程度の光を反射する。しかし、ほとんど光を反射せず、ほぼ全て吸収してしまう「究極の暗黒シート」を産業技術総合研究所(産総研)が開発したという。シートの素材はゴムで、量産性にも優れるとしている。どんな仕組みなのか。
まずは何が起きたか復習しよう いまや、私たちにとってインターネットサービスは「インフラ」と化している。ビジネスで利用する多種多様なデータ通信からリアルタイムメッセージによるコミュニケーション、ビデオ会議、そして個人で利用する動画、音楽をカバーするストリーミングコンテンツにオンラインショッピング、ソーシャルゲームまで、あらゆるものでネットを使っている。 人はいつでもどこでもインターネットに接続できる環境を熱望し、今では飛行機や外洋を航行する船、人工衛星からもインターネットに接続できるようになった。逆にいえば、現代人はもはや、どこまでも追いかけてくるメールやメッセージ、SNSの呪縛から逃れられなくなっている。 と、思っていたら。 昨日まで当たり前のように使っていたインターネットが、長期間使えなくなった地域があった。平成から令和に切り替わるころ、日本の東京都で。 場所は伊豆諸島の新島、式根島、神
財務省は7月29日、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックを記念して発行する500円硬貨のデザインを決定したと発表した。6月にデザイン案3点を発表し、Twitterなどで投票を受け付けた結果、A案の「風神雷神図屏風」に決まった。 財務省の公式Twitterアカウント、東京都庁などに設けた投票会場、郵便はがきで投票を受け付けたところ、投票総数は6万6318票(約89%がTwitter経由)で、A案が最多の2万8741票を獲得した。B案の「富士山」は1万6451票、C案の「国立競技場」は2万1053票だった。 記念貨幣は、2020年7月ごろに全国の金融機関で引き換えを始める予定。 関連記事 五輪記念の500円硬貨、Twitter投票などでデザイン決定 財務省が初の試み 財務省が2020年東京オリンピック・パラリンピックを記念する500円硬貨のデザイン案3点を発表。Twitterなどで
災害に備えた非常食のバリエーションは年々豊かになり、味や好みでさまざまな商品を選べる時代になっている。だが、昭和のころは非常食といえば専ら乾パンで、そのことに疑問を挟む余地などなかったように思う。平成のはじめ、その市場に風穴を開けたのが「パンの缶詰」だ。 パンの缶詰は、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに誕生した。開発したのは、ごく普通の町のパン屋だったパン・アキモトの社長、秋元義彦さんである。 あの震災が起きたとき、栃木県那須塩原市のパン・アキモトでは2000個のパンを焼いてトラックに乗せ、神戸へと送り出した。無事に到着したものの、混乱の続く避難所で半分以上が捨てられてしまうという苦い経験をした。保存料などを一切使わない安心安全なパンだからこそ、劣化は早かった。秋元さんは言う。 「被災した人に食べてもらうために作り、さまざまな人の力を借りて神戸まで届けたので、捨てられたことには悔しさ
米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)の研究データが昨年、サイバー攻撃により盗まれていたことが、米連邦政府の監察総監室(OIG)が6月18日付で公開した報告書(リンク先はPDF)で明らかになった。 2018年4月にJPLのネットワークに侵入した攻撃者が約10カ月の間ネットワーク内の多数の脆弱性を利用して行動範囲を広げ、火星科学研究探査機のデータを含む約500MBの機密データを盗んだ。深宇宙通信情報網DSN(ディープスペースネットワーク)のデータにもアクセスした痕跡があるため、JPLのネットワークからDSNの宇宙飛行関連システムを切断したという。 攻撃者の侵入口はJPLのネットワークに無許可で接続していたRaspberry Pi端末だった。本来ならば最高情報責任者室(OCIO)がネットワークに接続するすべての端末を管理しているはずだが、正常に機能していなかった。管理者の1人は
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が、6月8日から福岡市で開催された。会場となったのは「ヒルトン福岡シーホーク」だ。8日の夜には、会場で歓迎レセプションが開催された。報道によると、さまざまな地酒や地元料理がふるまわれたが、その中に「とんこつ不使用ラーメン」があった。どういったものなのだろうか。 100%とんこつ不使用ラーメン 歓迎レセプションでふるまわれたのは、とんこつラーメン専門店である一蘭の「天然とんこつラーメン(創業以来)」と「100%とんこつ不使用ラーメン」。会場では、それぞれ約200杯ずつ提供されたという。福岡市から依頼があり、一蘭はラーメンを用意することに。同社は、会場に調理器具、ハーフサイズの丼、麺・スープ、具材などを持参。ケータリングのような形で提供した。ちなみに、一蘭名物の「味集中カウンター」(お客が周囲を気にせずラーメンを食べられるように、仕切り板が付いて
5月29日、国会で改正放送法が可決・成立した。中心となるのは、インターネットでNHKテレビ放送の常時同時配信を認めることだ。 現在、NHKは放送法で「ネット配信」と「テレビ放送」の分業が定められており、特別な場合を除き、放送内容をそのまま、NHKの受信料収入を原資としてネット配信することは認められない。だが、今回の法改正によりこの点が改められ、ネットと放送で同じコンテンツを常時同時配信することが認められる。 この報道があると、ネットには次のような言説があふれた。 「今回の法改正で、テレビをもっていない人でも、PCやスマホさえ持っていればNHKの受信料を徴収される。すなわち、すべてのネット利用者はNHKに受信料を支払うことになる」 もちろん、これは間違いだ。NHKに受信料を支払っている場合、ネットもその範疇で視聴可能であり、テレビを持っておらず、ネットで視聴する場合にも、「テレビでの支払いが
ヤフーはこのほど、Yahoo! JAPAN IDユーザーの行動などを分析したビッグデータを基に、各ユーザーの“信用度”を数値化する「Yahoo!スコア」をスタートした。7月1日からは、外部企業にスコア情報を提供するサービスを始める予定だ。 このYahoo!スコアだが、Yahoo! JAPAN IDユーザーならデフォルトで「オン」になっている。自らの行動がスコア化され、利用されることが気持ち悪いと思う人は、設定画面から手動でオフにする必要がある。 Yahoo!スコアは、ヤフオクの取引実績や知恵袋での活躍度、宿泊・飲食店の予約キャンセル率、Yahoo!ショッピングなどの利用金額、ヤフーに登録したメールアドレスの有効性など、Yahoo! JAPAN IDにひもづくさまざまなデータを機械的に数値化し、総合スコアを算出してユーザーの“信用度”を測る仕組み。スコア情報をYahoo! ID連携先のパート
「どさん子ラーメン」は今…… 急成長から衰退までの経緯と復活のシナリオに迫る:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/5 ページ) かつて一世を風靡(ふうび)しながらも、時代の流れに抗しきれず、いつの間にか衰退していった飲食チェーンは多い。札幌みそラーメンを全国に広めた「どさん子ラーメン」もそうしたチェーンの1つだ。 最盛期の1970年代には1200店以上を全国に展開していたという。現在は姉妹ブランド「らーめん みそ膳」(29店)、「らー麺 藤平」(9店)なども合わせれば、194店が盛業中であり、6分の1くらいにまで減ってしまった(2019年5月26日現在)。 しかし、どさん子ラーメンは14年から始まったリブランディングプロジェクトにより再構築を目指している。海外に再進出してパリとロサンゼルスに出店するなど、次の50年を見据えた捲土重来(けんどちょうらい)を期している。 どさん子ラーメンはどのよ
JASRACは、作詞・作曲者から著作権を預かり、テレビやラジオ、CD/DVD、カラオケ、ライブ、配信などで信託楽曲が使われた際に使用料を徴収。作詞・作曲家に分配している。分配額の合計は、平成元年は518億円だったが、平成30年度には1126億円と、30年間でほぼ倍増した。 分配額ランキングの傾向を見ると、平成初期は、テレビドラマの主題歌が上位に入る一方で、昭和に生まれた楽曲もカラオケを中心に全国で歌われ、中期は「世界に一つだけの花」をはじめとしたヒット曲のほか、アニメなどの映像作品への利用が上位に入った。後期は動画投稿サイトでの利用やライブでの使用が増えた、とJASRACは分析している。 利用分野別構成比の推移からも、「CDから配信」への流れが見て取れる。平成元年度(1989年度)・10年度(98年度)はそれぞれ、「CD等」が4割以上を占めていたが、平成20年度(08年度)には18.3%、
改定後の料金は、会費プランの変更時(月間プランから年間プランなど)からか、5月17日以降の請求から適用される。 Amazonプライムは米国で2014年に年会費の値上げ(79ドル→99ドル)、18年に月会費の値上げ(10.99ドル→12.99ドル)と2回目の年会費値上げ(99ドル→119ドル)を行っていたが、日本での料金は据え置いていた。 値上げの理由について、アマゾンジャパンは説明を記載していない。米国での1度目の年会費値上げの際には、配送費の増大を理由としていた。 関連記事 Amazon、米国で月額プライム会費を2ドル値上げ Amazon.comが、2016年にスタートしたAmazonプライムの月間プランの米国での価格を10.99ドルから12.99ドルに値上げした。年間プランは据え置きだ。 Amazonプライムが初の値上げ 年会費が79ドル→99ドルに Amazonの送料などが無料になる
Googleマップの見た目が変わってから、地図の右下にあるコピーライト表記にあったZENRINの文字が消え、「地図データ©2019 Google」となっている。これまで採用していた国内大手の地図メーカー・ゼンリンの地図データから、Googleが自前で用意した地図データに変更した可能性が高い。 Googleは6日、Googleマップの日本向け地図を一新すると発表。より分かりやすい徒歩ナビゲーションや乗換案内、地図のダウンロードが可能になるとしていた。今回の変更はその一環とみられる。新機能として提供する「オフラインマップ」は、地図を事前にダウンロードしてオフライン環境でも見られるようにするものだが、日本ではこれまで「契約上の制限」として提供していなかった。 ゼンリンはGoogleマップのサービス開始当初(2005年)から地図データをGoogleに提供。オフラインマップがついに日本で実装されると
ピエール瀧容疑者が逮捕され、過去の音楽作品や映像作品も“自粛”の影響を受けている。デジタルコンテンツの場合は、定額配信サービスなどにも影響は及ぶのか。デジタル時代に「所有すること」について考えたい。 ピエール瀧容疑者が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、多くの人たちがその“余波のあおり”を受けている。 瀧容疑者は石野卓球さんとテクノユニット「電気グルーヴ」で活動している他、近年は俳優やタレントとしてマルチに活躍。今回の逮捕を受けて、電気グルーヴのCD・映像商品の出荷やデジタル配信は停止が決定、瀧容疑者がCGキャラクターとして出演していたゲーム作品も異例の販売自粛を決めるといった対応が相次ぎ、ネットでは「やり過ぎ」と批判の声が上がっていた。 突然の自粛に戸惑う声も多い。Twitterでは「自粛回収される前にDL版購入」「自粛の報道を受けて購入」など、音楽やゲームなどの作品を急いで購入す
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月5日、探査機「はやぶさ2」が2月22日朝、小惑星「リュウグウ」への最初のタッチダウンに成功した瞬間の映像を、YouTubeで初公開した。はやぶさ2がリュウグウの地表に着地し、弾丸を放出、地表の破片や粒子が舞い上がる様子などがクリアにとらえられており、「人類の手が新しい星に届いた瞬間」としている。着地地点は「たまてばこ」と名付けたという。 動画は1分55秒。国民からの寄付を使い、追加で搭載した小型カメラで撮影した映像という。 動画では、はやぶさ2が下降して着陸し、地表に金属製の弾丸を打ち込むなどして多数の破片や粒子が舞い上がる様子が確認できる。大きな岩にぶつかることなく、安全に着地・上昇できたという。着地地点には、試料という“お宝”の採取地として、「たまてばこ」という愛称を付けた。試料が採取できたか確認できるのは、2020年末の帰還時になるという。 はや
「あ、このスプーン懐かしい。子どものころ、いちごをつぶして食べていたっけ」 帰省した際、実家の食器棚で久しぶりにいちごスプーンを見たという人もいるのでは。一般的なスプーンと違い、いちごをつぶしやすいように皿の部分が平らになっており、力を加えた際につるんと滑るのを防止する突起がついているのがいちごスプーンの特徴だ。 いちごスプーンを日本で初めて開発したメーカーを取材すると、現在も少量ではあるが生産を続けていた。そして、現在はいちごを食べる以外の用途にも使われるケースが増えているという。 消費者はいちごをどのようにして食べているのだろうか。食べ方によって、いちごスプーンの生産量にどのような影響を与えているのだろうか。 いちごスプーンの変遷を調べるにあたって、消費者がどのようにしていちごを食べているのか取材することにした。 とある地方都市で40年近く青果店を営む店主によると、かつては酸味が強く小
「現金お断りの店」は、その後どうなったのか? ロイヤルHDの実験:水曜インタビュー劇場(キャッシュレス公演)(1/5 ページ) レストランに入って「ハンバーグ定食を食べたいなあ」と思ったら、どうしたらいいのか。店員さんにメニューを伝える。しばらくすると、目の前に注文した料理が運ばれて、味を楽しむ。店を出る前に会計を済ませて、終わり――。 「いきなり、なんだよ。当たり前のことをつらつらと書きやがって」と感じられたかもしれないが、飲食店のこれまでの常識をくつがえすかもしれない店舗が登場した。「現金お断り」だ。 ファミレスチェーン「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(HD)は2017年11月、現金お断りの店「GATHERING TABLE PANTRY(ギャザリング テーブル パントリー)」をオープンした。看板には大きく「CASHLESS」と書かれているだけあって、店内での決済手
連載:迷惑bot事件簿 さまざまなタスクを自動化でき、しかも人間より早く処理できるbot。企業にとって良性のbotが活躍する一方、チケットを買い占めるbot、アカウントを不正に乗っ取るbot、アンケートフォームを“荒らす”botなど悪性のbotの被害も相次いでいる。社会や企業、利用者にさまざまな影響を及ぼすbotによる、決して笑い事では済まない迷惑行為の実態を、業界別の事例と対策で解説する。著者は、セキュリティベンダーの“中の人”として、日々、国内外のbotの動向を追っているアカマイ・テクノロジーズの中西一博氏。 今年8月、大手プレイガイド、イープラスのチケット購入サイト「e+」への一般先着チケット購入アクセスの9割がbotによるものだった、というニュースがさまざまなメディアで報じられた。あれから4カ月、イープラスのbot対策はさらに進み、目に見える効果をあげている。 そこで「迷惑bot事
米Verizon傘下のソーシャルブログサービスTumblrは12月3日(現地時間)、児童ポルノを含むアダルトコンテンツの投稿を禁止すると発表した。新しいコミュニティガイドラインを12月17日に施行する。 既に掲載されている投稿も17日から非公開になる。投稿者には17日までに通知し、反論を受け付ける。既存の対象コンテンツはエクスポートできるようになる見込み。 Tumblrの創業者で前CEOのデビッド・カープ氏は在職中、アダルトコンテンツを取り締まりたくないとしていたが、Verizon傘下になってから問題あると判断したコンテンツの削除が厳しくなってきていた。 ジェフ・ドノフォリオCEOは公式ブログで、「今回のポリシー変更は、Tumblrがクリエティブな表現および自己発見を可能にし、さらにコミュニティの深い感覚を研ぎ澄ますために、Tumblrをより安全なプラットフォームにするための努力の一環」で
東京テレメッセージは12月3日、ポケットベルを使った無線呼び出しサービスを来年9月に終了すると発表した。同社が国内で唯一、一都三県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)でのみサービスを続けていたが、利用者が1500人を下回っており、終了を決めた。防災無線など他サービスへ経営資源を集中させるとしている。 サービス終了の対象は、東京都が03、埼玉県が048、千葉県が043、神奈川県が044と045で始まる呼び出し電話番号の端末。「端末の販売から20年たったのを1つの契機にサービスを終了する」(同社) ポケベルは、外回りをする営業担当者などの連絡手段として普及。90年代には「14106」を「あいしてる」と読むなど、数字の語呂合わせでメッセージを送り合う遊びが流行した。1995年度末には加入契約数が1061万人を超えた(総務省調べ)が、携帯電話などが普及する中、契約数が減少した。NTTドコモは200
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