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ブックマーク / www.webdoku.jp (11)

  • 【今週はこれを読め! SF編】アウェイ感のなかで殺人事件捜査に乗りだす"弊機" - 牧眞司|WEB本の雑誌

    『逃亡テレメトリー: マーダーボット・ダイアリー (創元SF文庫 SFウ 15-4)』 マーサ・ウェルズ,中原 尚哉 東京創元社 968円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto 《マーダーボット・ダイアリー》シリーズの邦訳第三弾。ノヴェラ「逃亡テレメトリー」と、短篇「義務」、同じく「ホーム――それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地」を併録している。 主人公の"弊機"は、SF読者のあいだですっかり人気者になった。沈着冷静にして強力な戦闘能力をひめた人型警備ユニットで、言動にはたくまぬ皮肉が滲み、趣味は連続ドラマ視聴という、なんとも絶妙なキャラクター造形。そのうえ、かつて暴走して大量殺人を犯した過去まで背負っている。しかし、その記憶は消去されており、弊機自身は実感がない。 さて、「逃亡テレメトリー」では、弊機が身を寄せているプリザ

    【今週はこれを読め! SF編】アウェイ感のなかで殺人事件捜査に乗りだす"弊機" - 牧眞司|WEB本の雑誌
  • 発表! 本の雑誌が選ぶ2020年度文庫ベストテンの第1位は『パラスター』に決定! - 本の雑誌特派員|WEB本の雑誌

    創刊45周年を迎えた書評誌「の雑誌」が、毎年年末に丸ごと文庫を紹介するガイドブックとして刊行している『おすすめ文庫王国2021』にて、の雑誌が選ぶ2020年度文庫ベストテンを発表! 1位に選ばれたのは、『パラスター』阿部暁子(集英社文庫)。車いすテニスを舞台に、東京パラリンピックの女子の代表候補として注目を集める宝良と、車いすメーカーに勤める百花の物語を〈Side 百花〉と〈Side 宝良〉と2巻で綴るスポーツ小説。スポーツ小説としてだけではなく、青春小説としても仕事小説としても読め、あまりの心揺さぶられるストーリーに、涙があふれるどころかずっと涙があふれ続ける作品だ。これ一冊読めば、延期になったオリンピック分の感動を得られるはず。 2位は、『谷崎潤一郎 川端康成』三島由起夫(中公文庫)、3位には『海馬の尻尾』荻原浩(光文社文庫)が選ばれた。以下の順位は下記に。 〈の雑誌が選ぶ20

    発表! 本の雑誌が選ぶ2020年度文庫ベストテンの第1位は『パラスター』に決定! - 本の雑誌特派員|WEB本の雑誌
  • 【今週はこれを読め! SF編】バイクが主人公の青春SF、異色の宇宙史あり、寓話風数学ファンタジイあり - 牧眞司|WEB本の雑誌

    【今週はこれを読め! SF編】バイクが主人公の青春SF、異色の宇宙史あり、寓話風数学ファンタジイあり 文=牧眞司 日SFのカッティングエッジを担っているのは短篇だ。ここ数年、短篇集にまとまっただけでも、高山羽根子『うどん キツネつきの』、長谷敏司『My Humanity』、藤井太洋『公正的戦闘規範』、飛浩隆『自生の夢』、上田早夕里『夢みる葦笛』と、綺羅星のような収穫が数えられる。さらに連作短篇にまで視野を広げてみれば、宮内悠介『盤上の夜』『ヨハネスブルグの天使たち』『スペース金融道』、酉島伝法『皆勤の徒』、菅浩江『誰に見しょとて』、谷甲州『星を創る者たち』『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』、北野勇作『カメリ』といった具合だ。 そして、また一冊、この傑作リストに鮮烈な短篇集が加わった。小川一水『アリスマ王の愛した魔物』である。長篇ではライトノベルから格SFまで広いレンジで力作、話題作

    【今週はこれを読め! SF編】バイクが主人公の青春SF、異色の宇宙史あり、寓話風数学ファンタジイあり - 牧眞司|WEB本の雑誌
  • 【訃報】吉野朔実さん - 本の雑誌特派員|WEB本の雑誌

    の雑誌」で〈吉野朔実劇場〉を連載中の吉野朔実さんが、ご病気のため4月20日にご逝去されました。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

  • 「クーリエ・ジャポン」、来年2月売りで休刊 - 新文化|WEB本の雑誌

    講談社が発行する月刊情報誌「クーリエ・ジャポン」が、来年2月25日発売号で休刊する。以降は有料制の会員サービスとして提供していく。

    「クーリエ・ジャポン」、来年2月売りで休刊 - 新文化|WEB本の雑誌
  • 「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊 - 牧眞司|WEB本の雑誌

    決定版の「21世紀のSFベスト100」は〈の雑誌〉2015年11月号をごらんください。 鏡明、大森望の両氏にぼくを加え、目利きとは名ばかりの乱読と独断と適当をぶつけあって1位から100位まで並んだわけですが、その座談会に先立って各自が推薦作リストを用意しました。 鏡リストは〈の雑誌〉で鏡さんが毎年担当している「SFベスト10」(2001年度〜2014年度)から原著刊行が2001年以降のものを抜きだしたもの。大森リストは大森さんの著作『21世紀SF1000』の「21世紀SF推薦作100」リストと〈の雑誌〉の常設書評「新刊めったくたガイド」(2011年1月号〜2015年9月号)の★★★★☆以上作品をあわせて、原著刊行が2001年以降のものを抜きだしたものです。そういう意味では、おふたりのリストはすでに公開されているわけです。 ぼくはそういう元手がないもので、えいやっとワガママな「21世紀

    「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊 - 牧眞司|WEB本の雑誌
  • 第1回 「禿げ気味のみなさああん!」と、道重さゆみ(モーニング娘。)は言った。 - 「50代からのアイドル入門」大森望|WEB本の雑誌

    時は2013年11月28日。ところは日武道館。「モーニング娘。コンサートツアー2013秋~CHANCE!~」のファイナル公演、最後のMCでマイクを握ったモーニング娘。8代目リーダーの道重さゆみは、先輩も同期もいない初めてのツアーで不安だったけれど、蓋を開けてみると大丈夫でしたと語り、「なぜだと思いますか?」と客席に問いかけたあと、 「それは、後輩たちが頼もしくなっていたからです」と答えて、キャリアの浅い10代のメンバーたちを落涙させた。 思えばこの名台詞が翌年の卒業発表への伏線だったわけですが(後輩が立派に成長したので、もういつ辞めても大丈夫、の含意がある)、ここで紹介したいのは、この感動シーンの直後、道重さゆみが客席に向かって放った強烈な煽り。後輩メンバーに続いて武道館を埋めつくすファンに感謝を捧げる流れで、 「きょうここにいる男性のみなさん」ウォーウォーウォーウォー(客席の男性の歓声

    第1回 「禿げ気味のみなさああん!」と、道重さゆみ(モーニング娘。)は言った。 - 「50代からのアイドル入門」大森望|WEB本の雑誌
  • 市橋達也『逮捕されるまで』最速レビュー - 杉江松恋|WEB本の雑誌

    あの市橋達也が事件後のことを振り返った手記を書いた。 その話を聞かされたとき、にわかには信じられなかった。 すでに刑が確定した身ではないのである。彼は拘置所で刑事裁判の判決を待つ身の上だ。が懺悔録のようなものであったとしても、有利に働くとは限らないだろう。逆効果になることだってあるはずである。 それでもを出したいというのは何か別の理由があるのだろうと思った。 亡霊にとりつかれたと信じる人間が、それから逃れるために投身自殺を図るようなものだ。 吐き出さなければならない何かが市橋達也の中に渦巻いているのだ。 『逮捕されるまで』(幻冬舎)を読んで、自分のそうした直感は的を射ていたと感じた。 このは市橋達也(判決が出るまでは「被告」だが、これは書評だから他のの著者と同様に敬称は略して書く)が自宅のマンションから逃亡した2007年3月26日に始まり、声をかけてきた警官によって逮捕された200

    市橋達也『逮捕されるまで』最速レビュー - 杉江松恋|WEB本の雑誌
    tachisoba
    tachisoba 2011/01/26
  • 「ゼロ年代SF100」(大森望選) - NEWS本の雑誌

    ■国内SF 秋山瑞人『の地球儀』電撃文庫 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』電撃文庫 東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』新潮社 有川浩『空の中』角川文庫 池上永一『シャングリ・ラ』角川文庫 石黒達昌『冬至草』早川書房 伊藤計劃『虐殺器官』ハヤカワ文庫JA 伊藤計劃『ハーモニー』早川書房 伊藤計劃『伊藤計劃記録』早川書房 上橋菜穂子『獣の奏者』講談社文庫 冲方丁『マルドゥック・スクランブル』ハヤカワ文庫JA 円城塔『Self-Reference ENGINE』ハヤカワ文庫JA 円城塔『Boy's Surface』早川書房 小川一水『老ヴォールの惑星』ハヤカワ文庫JA 小川一水『天冥の標』ハヤカワ文庫JA 奥泉光『鳥類学者のファンタジア』集英社文庫 恩田陸『月の裏側』幻冬舎文庫 恩田陸『ねじの回転』集英社文庫 小林泰三『海を見る人』ハヤカワ文庫JA 小林泰三『目を擦る女』ハヤカワ文庫JA 梶

    tachisoba
    tachisoba 2010/11/27
  • 新訳ドリトル先生、電子書籍版無料公開中! - 大森望|WEB本の雑誌

    『ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 21 ドリトル先生物語 1)』 ヒュー・ロフティング,井伏 鱒二 岩波書店 792円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto TBS日曜劇場では、小栗旬、井上真央の主演で「獣医ドリトル」がスタートしたが、こちらの原作は、夏緑(作)・ちくやまきよし(画)の同名漫画元の----というか、その名前の元になった獣医のドリトル先生が出てくる、ヒュー・ロフティングのThe Story of Doctor Dolittle(井伏鱒二訳の岩波少年文庫版では『ドリトル先生アフリカゆき』)が、『ドリトル先生物語』の邦題で新訳され、ブクログのPuboo(パブー)で、電子書籍として公開されている(http://p.booklog.jp/book/11934)。ウェブブラウザで閲覧できるほか、PDF形式、ePub

    新訳ドリトル先生、電子書籍版無料公開中! - 大森望|WEB本の雑誌
  • http://www.webdoku.jp/tsushin/2010/04/04/008042.html

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