まったくテイストは違えど、大奥を舞台にした作品を描かれているおふたり。猫、着物、料理、そして個性的な人物たち。掘れば掘るほど好きになる大奥の世界。なぜこうも大奥に魅了されるのか? よしながふみ氏と山村東氏によるちょっぴりディープで楽しい“大奥”対談です‼ 構成:高畠正人 ※このインタビューはモーニング36・37合併号に掲載されたものです。 吉野ちゃんがふてぶてしいのがいい よしなが 『猫奥』いつも面白く読ませていただいています。ファンです! 山村 わああ、ありがとうございます! 今回、対談できることになってとてもうれしいです。 よしなが それにしても、吉野ちゃんかわいですよね~。ちょっとふてぶてしい顔つきなのがいい。 山村 ありがとうございます。 よしなが 滝山はぶちゃかわいい推しというか。ちょっと余ってる子に惹かれるところがありますよね? 山村 それは担当さんの入れ知恵的なところがありま
最近面白かったマンガは? 「アオイホノオ」で迷走の時期を抜け出した 同じ時代にいてくれてよかった存在 マンガと社会の関わりについて フィクションを越えたところにある真実 島本和彦のプロフィール 藤田和日郎のプロフィール 画像ギャラリー(全10件) 最近面白かったマンガは?──本日は、コミックナタリー15周年を記念する企画の一環として、ナタリー読者にも人気のおふたりにお越しいただきました。と言っても別に堅苦しい対談ではなく、ざっくばらんにここ15年のマンガ界や、おふたりの関係などを振り返っていただければと思います。 藤田和日郎 まずはコミックナタリーさん、15周年おめでとうございます。ここ15年のマンガ界については、電子書籍の台頭などハードの面でいろいろな変化があったとは思いますが、内容面で言えば、暗いバッドエンドの物語よりも、読後感がいい作品が求められるようになってきている気がしますね。食
ナタリー 音楽 特集・インタビュー ももいろクローバーZ結成15周年特集 百田夏菜子×松岡茉優|高校の同級生が語り合う青春時代と“今” ももいろクローバーZ PR 2023年7月12日 今年5月17日に結成15周年を迎えたももいろクローバーZ。これを記念し、音楽ナタリーではももクロのメンバーがそれぞれ異なる相手と対談する連載企画を展開してきた。この連載のラストを締めくくるのは、ももクロのリーダー百田夏菜子と、彼女の高校の同級生である松岡茉優。過去にもテレビやラジオ番組での共演経験はあるものの、今回のように対談という形で2人が語り合うのは初めてだという。学生時代からの親友だからこそ、写真撮影では少し気恥ずかしそうな様子を見せていた彼女たちだが、対談の席に着くなり、松岡が百田に12年越しに聞きたかったこと、新しいももクロ像の話など会話がとめどなく続き、取材時間が足りないほどに盛り上がった。大人
『【推しの子】』がすごい。 なにがすごいのか? 原作の赤坂アカ先生と作画の横槍メンゴ先生による阿吽の呼吸から紡がれるストーリーが、である。 初期ネームの時点では棒人間だったキャラが、横槍先生が描く作画をきっかけに赤坂先生のお気に入りキャラに。その後、単行本で表紙を飾るメインキャラ級の存在になったり。 『【推しの子】』第8巻より。©赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社 当初はぽっと出のキャラだったはずなのに、横槍先生が描いたシーンをきっかけに再登場。“まるで主人公のような”熱い姿を見せてくれたり。 『【推しの子】』第6巻より。©赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社 まさにアドリブ進行。週刊連載の中、あらかじめ定まった一本道の物語を進むわけでなく、お互いを「友だち」と呼び合うふたりの漫画家による化学反応が『【推しの子】』では起きている。 そんなライブ感が読者の支持を集めたのか。『【推しの子】』は読者投票により
『機動戦士Ζガンダム』(1985年)において、世間に対して拗ねた態度をとるアムロ・レイにはまったく感情移入ができなかったと古谷徹は言った。その一方で、新世代の主人公であるカミーユ・ビダンと、それを演じる飛田展男氏の演技については、ある種の驚きと自分自身にはない才能を強く感じていたという。アムロ・レイとカミーユ・ビダン、その出会いとはどのようなものだったのだろうか。 古谷 僕は『機動戦士Ζガンダム』については前回で話しつくしたんですよ。 飛田 え、そうなんですか。じゃあ、今回はどういう感じで……? 古谷 もう飛(とび)ちゃんとカミーユについてのお話ですよ。僕はベルトーチカというキャラクターが嫌いだったっていう話をしたの。 飛田 それは当時からおっしゃっていましたよね。「僕はどうもねえ」って(笑)。 古谷 あ、やっぱり? ところで今日は当時のアフレコ台本を持ってきてくれたんですね。『機動戦士Ζ
電ファミニコゲーマーではこれまで、『週刊少年ジャンプ』の編集者として『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などを担当し、現在は白泉社取締役相談役を務める鳥嶋和彦氏をお迎えして、漫画について、そして編集者の役割について考える記事をお届けしてきた。今回の対談もまた、そうした試みのひとつである。 今回、鳥嶋氏とともにお話を伺うのは、株式会社ヒーローズ代表取締役社長で、小学館最高顧問(※取材時。現在は退任)の白井勝也氏だ。 白井氏は『週刊少年サンデー』『ビッグコミック』で編集者として活躍した後、『ビッグコミックスピリッツ』の創刊編集長に就任。『めぞん一刻』『美味しんぼ』『YAWARA!』など、数々の人気作を送り出して、同誌を今も続く人気青年コミック誌へと押し上げた人物だ。 『めぞん一刻』(画像はめぞん一刻〔新装版〕 (1) (ビッグコミックス) | 高橋 留美子 |本 | 通販 | Amazonより
THE TRASH、GHOUL、BAD LOTS、MASAMI & L.O.X、SQWADでボーカリストを務め、1992年に34歳の若さでこの世を去った片手のパンクス・MASAMIの生き様に迫ったノンフィクション『右手を失くしたカリスマ MASAMI伝』(4月30日発売/blueprint)が、各所で話題を呼んでいる。FORWARD/DEATH SIDEのボーカリストとして国内外へジャパニーズ・ハードコアを発信し続けているISHIYAが、関係者への綿密なインタビューをもとに綴った同書は、これまであまり記録されてこなかった80~90年代のハードコアシーンを臨場感たっぷりに伝える一冊として、当時を知るアーティストたちからも様々な声が寄せられている。 筋肉少女帯や特撮のボーカリストであり、作家としても知られる“オーケン”こと大槻ケンヂもまた、同書についてTwitterなどで熱くレコメンドしてくれ
「志村は笑いの王様だった」。ザ・ドリフターズの加藤茶(79)、仲本工事(80)、高木ブー(89)による大座談会「志村けん三回忌だョ!全員集合」を全文転載します。(「文藝春秋」2022年6月号より、全2回の2回目/前編より続く) ◆ ◆ ◆ キャンディーズとの共演 仲本 決め事で言えばさ、俺たちはスタジオに入ってるお客さんだけを笑わせるって考えだったよね。テレビの向こうの視聴者はもういいと。とにかく目の前のお客さんを笑わせて、その雰囲気を撮ればいいってみんなで言ってたよ。 高木 それこそ体操コントなんか、スタジオのお客さんが「成功するのか」ってハラハラ応援しながら見てたよね。仲本さんは倒立したり、バック転やバック宙もやってた。今思うと、ずいぶん本格的だったよ。 仲本 やってたね。 加藤 あのコーナーはゲストもたくさん出たよな。 仲本 ピンク・レディーと組体操したり、西城秀樹とトランポリンした
高木 2年前だから、まだワクチンもなくて、医者も治し方を知らないし、世の中がてんてこ舞いになってた時期だよ。よりによってそんな時に罹るなんて……。今なら助かって帰ってくる人も多いだろ。そう考えると、余計なこと言うようだけど、もし志村があと1週間でもコロナに罹るのが遅かったら、きっと助かってたよ。もっと病院の体制も整っていてさ、違った結果になったと思うんだよな。 加藤 まあな。でもあいつだって罹りたくて罹ったわけじゃないからさ。不可抗力だよ。 高木 不可抗力だなんて、一言じゃ言えないよ。あんな早い時期に罹って、やっぱバカだよ。 加藤 いや、言えるんだよ。罹ったのは仕方ない。あの頃は、無理だったんだよ。 高木 そうかな。 加藤 長さん(いかりや長介)が死んで18年だろ。あっという間だよな。こんなこと言うとなんだけどさ、志村がいないとコントはできないけど、長さんがいなくても、不思議と4人だけでも
ニューロティカ ふざけたピエロメイクのおじさんがいますが、今年で結成37年目の超ベテラン・パンクバンド。80~90年代のバンドブームからスカパンクブーム、日本語青春パンクブームなどに次々と乗っかってサバイブしてきたレジェンド。2022年1月3日に初の日本武道館ライブを控えている。 カブキロックスと一緒にしてはほしくなかったけど…… ──皆さん、中学生ぐらいでバンドブームにガッツリ直撃した世代ですよね? まちゃまちゃ(以下、まちゃ) ウチは千葉の田舎でヤンキーが多いせいか、みんなBOØWY聴いていた印象があって。BOØWY解散前後(1988年)から、バンドというものがメジャーになっていきましたよね。 小峠英二(以下、小峠) あのころ、BOØWYとTHE BLUE HEARTSは全員聴いてたんじゃないかな。 ハチミツ二郎(以下、二郎) カセットテープでね。そしてやっぱり『三宅裕司のいかすバンド
昨年放送された『水曜日のダウンタウン』おぼん・こぼんTHE FINAL。ベテラン漫才コンビが解散宣言から、仲直りするまでのストーリーで“神回”とされる。 そして今回、1965年結成・57年目のおぼん・こぼん、1975年結成・47年目のオール阪神・巨人。東西を代表する漫才コンビの“超ビッグ座談会”が実現。『水ダウ』を見たという阪神・巨人のお2人から、「じつは私たちにも解散危機があった」という告白から話は進んでいく(全3回の1回目/#2、#3へ)。 こぼん「殴り合いですよ」 ――漫才コンビにおける相方って、いつ聞いても、たとえようがないんだな、と思います。友だち同士ではないし、夫婦関係に似ているようで、それも少し違う。かといって、ビジネスパートナーというほどドライでもないと思うんです。 おぼん 漫才コンビって、基本、仲悪いと思うねん。あれだけいつも一緒におったら。夫婦よりも、兄弟よりも、誰より
椎名作品は勢いとキャラクターのハーモニーが美しい(高橋) ──おふたりの交流について伺いたいのですが、まず互いの作品を読んだ際の第一印象はいかがでしたか? 椎名高志 僕は中学生のときに連載が始まったばかりの「うる星やつら」を読んで、「すごいものが始まっちゃったな」と驚きました。SFコメディというジャンルが大好物だというのももちろんありましたが、それ以上にキャラクターの生々しさみたいなものに衝撃を受けたんです。そこで「マンガって絵空事ではなく、これだけ存在感のあるキャラクターが描けるならなんでもできるんじゃないか」と思ったのがきっかけでマンガの世界に入ろうと決めたくらいで。高橋先生の作品にはそれくらいのインパクトがありました。 ──衝撃を受けたことについて、もう少し具体的に教えていただいていいですか。 椎名 例えばそれまで僕が読んでいたマンガのキャラクターは「俺はこう思ってるんだ」と言ったら
今回のゲストは、孤高のヤンクロックバンド「氣志團」の團長を務める綾小路翔さんと、アイドルからビックアーティストまで、幅広く楽曲提供を行うヒャダインさん。話は高校時代の思い出から、最近の音楽フェス事情へと広がって――(撮影=木村直軌 構成=本誌編集部) ヒャダイン 一番好きだったのはピチカート・ファイヴです。おしゃれで陽気。憧れました。僕がいまやってる音楽に《渋谷系》の要素はあまりないですけど、陽気な成分はいただいた、と思います。 清水 綾小路さんがまちゃまちゃと同級生なのは、有名だよね。 綾小路 千葉の片隅で、中学から一緒です。そもそもまちゃは女子ヤンキーの大将みたいな子だったのに、バンドブームとお笑いブームに出合って、2人とも人生変わっちゃいました。 清水 お笑いブームもなんだ。 綾小路 それこそ、清水さんが出ていた『夢で逢えたら』とか。芸人さんたちがバンドで楽器を演奏してる姿に興奮した
この度、大和和紀氏が画業55周年をむかえられました。これを記念して、12月13日(月)より3ヵ月にわたり『あさきゆめみし 新装版』が連続刊行されます! そして、 大和氏の画業55周年と『あさきゆめみし 新装版』の刊行を祝してコミックDAYSでは大和和紀作品の10週連続無料祭りを開催! 大和作品が気になった方はぜひ新装版コミックスもお手元にそろえていただくことをおすすめいたします!(新装版は紙版のみでの発売となります) 対象作品と期間はこちら! 最終巻以外全巻無料!! (2021/12/6~2021/12/12) 『ベビーシッター・ギン!』 最終巻以外全巻無料!! (2021/12/13~2021/12/19) 『イシュタルの娘~小野於通伝~』 最終巻以外全巻無料!! (2021/12/20~2021/12/26) 『N.Y.小町』 最終巻以外全巻無料!! (2021/12/27~2022/
ももいろクローバーZの初冠番組『ももクロChan』が昨年10周年を迎えた。 この番組が女性アイドルグループの冠番組として異例の長寿番組となったのは、ただのアイドル番組ではなく、"バラエティ番組”として破格におもしろいからだ。 ももクロのホームと言っても過言ではないバラエティ番組『ももクロChan』。 彼女たちが10代半ばのころから、その成長を見続けてきたプロデューサーの浅野祟氏、吉田学氏、演出の佐々木敦規氏の3人が集まり、番組への思い、そしてももクロの魅力を存分に語ってくれた。 浅野 崇(あさの・たかし)1970年、千葉県出身。プロデューサー。 <現在の担当番組> 『ももクロChan』 『ももクロちゃんと!』 『Musee du ももクロ』 『川上アキラの人のふんどしでひとりふんどし』、など 吉田 学(よしだ・まなぶ)1978年、東京都出身。プロデューサー。 <現在の担当番組> 『ももクロ
2021年7月29日にリリースされたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』。この作品は、イヌヒトやネコヒトが暮らすケモノ世界を描いた「リトルテイルブロンクス」シリーズの最新作だ。 (画像は戦場のフーガ ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)より) 本作を生み出したサイバーコネクトツーにとって「リトルテイルブロンクス」シリーズは、これまでに『テイルコンチェンルト』や『Solatorobo それからCODAへ』といったゲームでも共通する世界観として描かれてきた、同社にとって非常に重要なものだ。それは『戦場のフーガ』が、サイバーコネクトツー初の自社パブリッシングタイトルであることからも伺える。ちなみに、「リトルテイルブロンクス」やケモノジャンルに対する同社のこだわりは、こちらの記事でも詳しく語られている。 ところでケモノジャンルと言えば、2
August 29, 2021 | Art, Culture, Design | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Mariko Uramoto 『Musée du ももクロ』(テレ朝動画)でアートを学ぶももいろクローバーZの百田夏菜子と、第1シーズンの監修を務めたインテリアデザイナー、Wonderwall・片山正通がBlu-ray BOXの発売に記念して久しぶりの対面。まるで迷宮のように至るところにアートが飾られた仕事場を案内された百田は、映画『アリス・イン・ワンダーランド』のアリスさながら、不思議な世界を体験。これまで見てきた展覧会や作品を遡りながら、それぞれの目線でアートについて語り合いました。
この対談は、庵野が総監督を務めた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」と、松本が企画・プロデュースする「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」および「FREEZE」が、いずれもAmazon Prime Videoで配信されていることから実現したもの。松本は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の感想や、自身がたどり着いたというお笑いの“最後のピース”について、庵野は作品作りへのこだわりを話している。幼少期に影響を受けた「ウルトラマン」や「仮面ライダー」といったテレビ番組の話題も。2人は互いに「似ているところがある」と感じたようで、対談後には再会を誓い合ったという。 予告編も公開された。松本が「どうなるんでしょうね?」とこの対談の展開を危ぶむと、庵野がすかさず「すぐに滞る」といった言葉で切り返し、松本は大笑い。2人がどんな会話を繰り広げるのか注目を。なお「庵野秀明+松本人
新春新連載祭りの第2弾として「モーニング」8号(1月23日発売)から掲載となる『猫奥』で連載デビューを果たす注目の新人作家・山村東(やまむら・はる)先生。今回は連載開始記念のスペシャル対談として、「猫」と「江戸」をテーマにした独自の時代劇作品を生み出す先生の人となりから『猫奥』世界の裏側まで、山村先生ご自身と担当編集者・加藤さんに語っていただきます! …山村東『猫奥』作者 >『猫奥』1話はコチラから! …モーニング編集・加藤『猫奥』担当 >担当編集の詳しいプロフィールはDAYS NEOに掲載! 「THE GATE」応募のきっかけは、山岸凉子先生に会いたかったから! ――山村先生は2018年の「第6回 THE GATE」大賞受賞をきっかけに連載デビューとなりますが、応募の経緯は? 山村:もともと昔から漫画はいろいろと描いていて、実は20年ほど前に一度「モーニング」の新人賞で佳作か何かをいただ
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