『森山大道写真展 DAIDO IN COLOR』が、12月15日から東京・明治神宮前のAMで開催される。 「アレ・ブレ・ボケ」と形容される作風や、モノクロ写真を多く撮影している写真家・森山大道。同展では、1960年代後半から1980年代前半にかけて森山が撮影したカラー写真150点を紹介する。展示作品を撮影した当時の森山は、路上でのスナップショットをカラーのリバーサルフィルムで撮影する機会が多く、『週刊プレイボーイ』の依頼によるヌードグラビアの連載や、作家・団鬼六と共に制作したヌード写真集『蜉蝣』を手掛けたのもこの頃だという。 森山はカラー写真とモノクロ写真について「モノクロームは、プリントで操作をしたり粒子を荒らしたりできるが、カラーではできないし、考えていないんです。カラーでは、ニッポンの東京の俗っぽい場所や生々しい色を撮っている」と語っている。