推定の身長が大人でおよそ1メートルと、世界で最も小さな人類の化石がインドネシアの離島にあるおよそ70万年前の地層から見つかったと東京大学などの研究チームが発表しました。 この研究成果を発表したのは、東京大学総合研究博物館の海部陽介教授らで作る研究チームです。 インドネシアのフローレス島にある洞窟では、およそ6万年前の地層から推定身長1メートル6センチの「フローレス原人」の化石が見つかっていましたが、その後、2013年に、研究チームが洞窟から離れた盆地にあるおよそ70万年前の地層でこの原人の下あごの骨と歯の化石を発掘しました。 研究チームによりますと、このとき見つかったほかの化石の分析を進めた結果、大人の上腕骨の下側半分が含まれているとわかったということです。 上腕骨の全長は20センチ余りとみられることから推定の身長はおよそ1メートルで、これまでに世界で見つかった人類の化石の中で最も小さいと