海上自衛隊の潜水艦の乗組員となるために訓練を行ってきた女性自衛官が、29日、実習訓練を終え、女性の潜水艦の乗組員が初めて誕生しました。 潜水艦の乗組員の訓練を終えたのは、田口夢花3等海曹ら合わせて5人の女性自衛官です。 海上自衛隊の潜水艦は、艦内のスペースが狭くプライバシーの確保が難しいことから、海上自衛隊の現場の部隊で唯一、男性だけを乗組員としていましたが、潜水艦を改修したうえで、女性隊員も起用されることになりました。 5人の女性自衛官は、ことし2月に広島県呉市にある訓練施設に入校し、6月からは、練習潜水艦「みちしお」に乗り込んで実習訓練を行ってきました。 そして、およそ4か月間の訓練を終えて乗組員としての適性を認められ、29日、阿部純一艦長から潜水艦の乗組員の証しとされるき章、通称「ドルフィンマーク」が授与され、海上自衛隊として初めて女性の潜水艦の乗組員が誕生しました。 田口3等海曹は
およそ1年前、44人を乗せて大西洋を航行中に消息を絶った南米アルゼンチン海軍の潜水艦が、アルゼンチンの沖合で発見されました。生存者はいないとみられ、政府は、今後、引き揚げられるかどうか検討することにしています。 その後、何も手がかりがないまま1年が過ぎましたが、17日、アルゼンチン海軍は、「サンフアン」が発見されたと発表しました。 それによりますと、捜索を依頼していたアメリカの海底探査企業が、アルゼンチンのバルデス半島の沖合、水深800メートルの海中で発見したということです。生存者はいないとみられます。 乗組員の家族らの間ではアルゼンチンの政府や海軍に対するいらだちの声が強まっていただけに、政府は、今後、「サンフアン」を引き揚げられるかどうか検討することにしています。
米海軍の攻撃型原子力潜水艦「コロラド」が17日、就役した。バージニア級の15番艦で、コスト削減の一環として操縦かんに代わって家庭用ゲーム機のコントローラーを攻撃型潜水艦として初めて採用した。 スペンサー海軍長官は「驚異的な技術革新の成果」と強調、民間企業との連携により戦闘能力が向上する好例と評価している。 バージニア級は高解像度のカメラを備えた潜望鏡を搭載。その操作には操縦かんを使っていたが、コロラドは米マイクロソフトのゲーム機「Xbox」のコントローラーを導入した。 米海軍は、市販の民生品を利用することでコスト削減を図れるだけでなく、訓練も容易になると説明。ゲーム機の操作に慣れた若い乗組員らに使いやすいと評判のようだ。既存のバージニア級にも順次搭載される見通し。 バージニア級は、多くが米国の州名にちなんで名付けられている。(共同)
【7月13日 AFP】英国沖で12日、演習中だったポルトガル海軍の潜水艦が、フランスのトロール漁船の網に掛かる珍事があった。仏海事当局が発表した。 網に掛かってしまったのは、英イングランド(England)南西部リザード岬(Lizard Point)の沖合55キロで英海軍との合同演習に参加していた潜水艦「トリデンテ(Tridente)」。 同艦が水面下を航行していた際、漁を行っていた「デイトナ(Daytona)号」の網に引っ掛かってしまったという。 フランスの海事当局は声明で、「潜水艦は直ちに水面に浮上し、トロール漁船に連絡した」と発表した。けが人はおらず、いずれの船体への損傷もなかったという。 リザード岬沖では2004年、フランスのトロール漁船が沈没し乗組員5人が死亡する事故が発生。遺族らは、当時現場海域で国際軍事演習に参加していた潜水艦によって船が水中に引きずり込まれたとして英国で裁判
しかし、2000年代前半、より安全で確実な方法を求めたコロンビアの麻薬カルテルは、この悩みを解決する画期的な技術が開発した。自家製半潜水艇の製造である。 半潜水艦とは、船体をある程度まで水没させて航行することができる特殊な船舶。通常の潜水艦は完全に潜行するが、半潜水艦はその名の通り、船体上部を露出して航行する。これまでにも軍事、観光目的に使用されてきた。 半潜水艦の造船所は、人目のつかないジャングルの中。作業に就くのは、この地域で生活する貧困層である。そして乗船し、麻薬を運搬するのも同じ貧困層の人々。10日間以上、外の空気に触れず、トイレもなく、質素な食事のみで彼らは麻薬を運ぶ。その報酬は、麻薬密売の総利益を考えると、本当にごく僅かだ。 コロンビアの麻薬カルテルは、半潜水艦に続いて、魚雷型運搬装置も開発、更には遠隔操作による完全自動化も視野に入れている。確かなディストリビューション機能が確
第二次世界大戦中にドイツと日本の間を往復した「伊号第八潜水艦」で提供されていた帝国海軍潜水艦の航海食を再現したのが「伊八寿司」です。ワンダーフェスティバル 2016[冬]で販売されており、現代日本で暮らしながらも、劣悪な環境下で乗員たちが生き延びるために作られた食事を食べられるということで、実際に購入してみました。 ワンフェス会場1-06-01、「江戸まとい」のブースに到着。スタッフさんたちは軍服に身をまとい、ワンフェス会場の中でもここだけ雰囲気が異なります。 卓上には年季の感じられるヤカンなども置かれています。 江戸まといが今回販売しているのがコレ。「帝国海軍潜水艦糧食 伊八寿司」、税込2500円です。 ということで購入してきました。サンプルは食事が食器に盛られていましたが、お弁当は通常の形で提供されます。緑色の袋をあけてみると…… 食器が入っていました。 食器には桜といかりを組み合わせ
その巨体は、まさに「鉄の鯨」に見えた。海上自衛隊の最新鋭潜水艦「そうりゅう」型の4番艦「けんりゅう」だ。海自は10月30日、広島県呉市の海自呉基地で、記者団に艦内を公開した。 「カメラやカメラ付き携帯電話はここに置いてください」 乗艦直前、海自関係者が記者団のカメラを回収していく。潜水艦は「機密の宝庫」とも呼ばれ、関連する防衛秘密の数も公表されていない。特に、そうりゅう型は原子力を使わない通常動力型では世界最大で、日本の先端技術が結集されているため、厳戒態勢が敷かれている。 艦内に入るためには、上甲板から垂直に降りるはしご(ラッタル)をたどらなければならない。革靴だったため、滑り落ちてしまいそうで怖い。ようやく艦内に入ると、通路も部屋も狭く感じる。魚雷の横には、ところせましとベッドが置かれていた。潜水艦はこんなものかと思ったが、そうりゅう型は特別に狭いそうだ。 その原因はディーゼルエンジン
(CNN) 米海洋大気局(NOAA)は21日、第2次世界大戦中に大西洋に沈んだドイツの潜水艦「Uボート」の残骸が、ノースカロライナ州北東部沖の海底から見つかったと発表した。 ドイツの潜水艦「U576」は、NOAAの調査船がノースカロライナ州沿岸から約50キロの海底で8月に発見した。200メートルほど離れた地点には、バージニア州からフロリダ州へ向かう途中で沈没した米国の商船「ブルーフィールズ」が沈んでいた。 U576は1942年7月14日、船体を損傷してドイツに戻る途中で、商船19隻と護衛船5隻で構成する米国の船団に遭遇。船団に向けて魚雷4発を発射した。この攻撃でブルーフィールズが沈没し、2隻が損傷した。 これに対して船団を空から護衛していた米海軍機がU576を爆撃。商船からも攻撃を加え、U576は間もなく沈没した。
海の奥深くは光合成に必要な太陽が届かないため、表層とは環境や生態系が異なっており、水圧・低水温・暗黒・低酸素状態などの過酷な環境条件に適応するため、生物は独自の進化を遂げています。大深度潜水が可能な有人や無人の潜水艇や探査船を保有する国や団体は少ないため、人類にとって解明されていない部分が多くあります。そんな環境を探索するために運用されていたWHOI(ウッズホール海洋研究所)によって建造されたロボット潜水艦「ネーレウス」が潜水中に大破してしまいました。 BBC News - Nereus deep sea sub 'implodes' 10km-down http://www.bbc.com/news/science-environment-27374326 ネーレウスはニュージーランドの北東にあるケルマデック海溝の深海1万メートル付近を探索中に巨大な水圧が機内にかかり大破したことが機体の
■超深海の資源探査に挑む 世界最深の1万2000メートルまで潜航できる次世代の有人潜水船「しんかい12000」の開発構想が本格的に動き出す。海洋資源の宝庫である深海底では近年、各国による資源探査の競争が激化しており、海洋研究開発機構は2023年ごろの運用開始を目指している。(伊藤壽一郎) ◆小型でも快適 「世界最深部まで潜れる性能と高い居住性を実現し、より多くの研究者が長時間滞在できるようにしたい」。文部科学省とともに次世代有人潜水船の構想を検討している海洋機構の磯崎芳男海洋工学センター長は、こう話す。 世界で最も深い海底は、小笠原諸島(東京都)の南東に延びるマリアナ海溝のチャレンジャー海淵(かいえん)(水深1万911メートル)。海洋機構の有人潜水船「しんかい6500」(潜航深度6500メートル)の2倍近い能力を実現すれば、前人未到の超深海が見えてくる。 有人潜水船の心臓部は人が乗り込む部
ある時は音もなく敵に近づいて作戦を実行し、またある時はひっそりと耳をそばだてて情報を集める――。日々の任務や詳しい性能が秘密の厚いベールに覆われている潜水艦。その最新鋭艦「はくりゅう」(基準排水量2950トン、全長84メートル)の航海について、海上自衛隊が2月下旬、朝日新聞など一部の報道機関に初めて公開した。「海の忍者」の実力に迫った。 海洋進出が著しい中国を念頭に、日本政府は昨年末に策定した防衛大綱で、潜水艦を今の16隻から今後10年間をめどに22隻に増やす方針を打ち出した。記者が2泊3日の同乗取材を許可された「はくりゅう」は、2009年に就役した「そうりゅう型」潜水艦の3番艦。新鋭潜水艦の公開によって、周辺海域の警戒監視態勢の強化をアピールする狙いがあったとみられる。 「探信音探知120度」。敵艦が潜水艦を探すために出す音波を、水中音波探知機(ソナー)で捉えた水測員の声が響く。海面上に
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