すごく難しいお題で、回答するのにかなり時間がかかってしまいました。 「アニメ評論家になりたい」という条件なので、 既に制作技術の基本的なところ、アニメ史の基本的なところは読んでいる、 という前提です。 また、きっと本人の中にある種の専門性を背景にした思考方法も ある程度あるであろう、と想定しています。 なので『作画汗まみれ』とか『TVアニメ25年史』とか 大塚英志の諸作等々はあえて取り上げておりません。 その上で。 アニメ評論家という仕事を成立させるには、 いくつかの手段がありますが、売文業として生きていくというのは 選択肢の中でも一つ大きな手段です。 ただし、 アニメ評論は、あるんだかないんだかわからない「もや」っとした領域なので、 読者に強い印象を持って読んでもらうには、単に「論文」的な文章が 書けるだけではなく、「読者の興味を引く原稿を書く」ことが 求