数か月前のこと。東京都文京区のとある交差点で右のような垂れ幕を見つけた。「究極のチャーシューメン」とある。 「究極」。自信があっても中々言えない言葉だ。しかもこの垂れ幕のデカさが究極とうたうその自信の大きさを表している。 究極のチャーシューメンは本当に究極なのか。実際に食べて確かめてみることにした。 (榎並 紀行) 本当に究極なのか確かめたい 都営三田線の白山駅を降り、白山通り方面に歩くとすぐ見えてくる巨大な垂れ幕。ビルの4階層分にまたがって「究極のチャーシューメン」と大きく書かれている。 道の往来に「究極」をこれだけ大々的に打ち出してくるなんて、すさまじい自信家じゃないか。店主はきっと腕は立つが傲慢でいつも不機嫌なラーメンの鬼に違いない。 だが、もし実際に出されたチャーシューメンが究極じゃなかったら、鬼にガツンと言ってやるつもりで店を訪れた。