セキュリティ企業のトレンドマイクロは2008年12月18日、2008年中(2008年1月1日から12月15日)に寄せられたウイルス感染報告などを集計して公表した。それによると、同期間の報告件数は5万4680件(2007年同時期は6万1870件)。ウイルスの種類別では、USBメモリーなどで感染を広げるウイルス(以下、「USBウイルス」)に関する報告が最も多かったという。 トレンドマイクロでは、同社のサポートセンターに寄せられた「不正プログラム(ウイルス)感染被害報告数」を集計し、毎月「インターネット脅威マンスリーレポート」として公表している。ここでの「感染被害報告」には、ウイルスを発見しただけで、実害がなかったケースも含まれる。今回公表されたのは、2008年1月1日から12月15日までの報告を集計した「インターネット脅威年間レポート-2008年度(速報)」。 同レポートによると、同期間中で最