スカパー!の通信衛星の打ち上げ失敗 衛星放送「スカパー!」を手掛けるスカパーJSATは6日、100%子会社のジェイサット(東京)がカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地で試みた通信衛星「JSAT-11」の打ち上げが失敗した、と発表した。同社が衛星の打ち上げに失敗したのは初めて。 JSAT-11は稼働中の通信衛星が故障した際の予備機。同社は「提供中の通信・放送サービスに影響はない」としている。 1機の衛星の打ち上げには、製造費用を含めて200億-300億円かかるとされるが、ジェイサットは「打ち上げ保険に入っており、スカパーJSATの連結業績への影響は軽微」としている。 ジェイサットによると、委託先の米ロ合弁の衛星打ち上げ専門会社、インターナショナル・ローンチ・サービス社(ワシントン州)が日本時間の6日午前7時43分に打ち上げを実施したが、ロケット2段目に異常が発生したという。 JSAT-1