遮光板の入っていない不良品の日食グラス(上)と、遮光板の入ったグラス(下)。不良品は四角い窓の部分が透明だ不良品の日食グラス。四角い窓の部分に本来あるべき遮光板が入っておらず、透明なセロハンだけになっている 独立行政法人科学技術振興機構が17日、全国の小・中・高校などに無料配布した「日食グラス」に遮光板が入っていない不良品がまじっていたと発表した。そのまま太陽を見ると失明の恐れがあるという。約5万個を配布済みで、ホームページ(http://www.jst.go.jp/)で注意喚起を始めた。 天体望遠鏡メーカーのビクセン(本社・埼玉県)製で、8日に日本科学未来館(東京都)の来館者に配った20個のうち1個に遮光板が入っていない不良品が見つかった。同機構が在庫の480個を調べたら、さらに1個の不良品があった。15日には来館者から「遮光板がずれていた」との連絡があり、16日からホームページで注