一昨日の「Re: 武雄市図書館・歴史資料館と佐賀県公共図書館協議会」に関して、何が目的で部外者が口を挟んでくるのか、という趣旨の御叱正を複数いただいた。気付いている人も多いと思っていたのだが、私(安岡孝一)の目的は、もちろん武雄鍋島文庫だ。 武雄市図書館・歴史資料館が所蔵している武雄鍋島文庫は、佐賀県立図書館の鍋島家文庫や蓮池鍋島家文庫、佐賀大学の小城鍋島文庫などと並んで、いわゆる「大」鍋島文庫の一角をなす重要な史資料群だ。個人的なことを言わせてもらえば、たとえ武雄市のTポイント情報が流出しても、私は痛くもかゆくもない。しかし、武雄鍋島文庫が流出するのは困る。もし海外流出などしてしまったら、ショックで夜も眠れない。それほど重要な史資料群なのだ。 ただし、だからと言って、武雄鍋島文庫を閲覧禁止にして、そのまま死蔵されてしまうのは、もっと困る。私も含め、それでは研究にならないからだ。つまり、流