「自分だけの武器」を持たねば、フリーランスとしては生きていけない。「オリジナルの戦略」を描けなければ、コンサルタントは務まらない。私がこれまで蓄積してきた武器や戦略、ビジネスに対する考え方などを、少しずつお話ししていきます。 ・・・などとマジメなことを言いながら、フザけたこともけっこう書きます。 コンビニや量販店など、何か買い物をするたびに面倒でならないことがある。それは店員からのとある事務的な声かけだ。 「Tポイントカードお持ちですか?」 財布のなかに入ってはいるのだが、いつもこう答える。 いや、持っていません――。 こちらは雑誌1冊買うだけ、なるべくあっさり済ませたい。カードを出すのが面倒なのだ。そもそも200円で1ポイントという〝メリット〟に何のメリットも感じられない。最近はあらゆる場面で同じフレーズを〝聞かされる〟ことが多く、もはや「持っていない」と答えることすら面倒になっている。
データサインのツールは「paspit(パスピット)」。現在はグーグルのウェブブラウザ「クローム」の追加機能として提供されている。パスピットには各種のネットサービスのIDとパスワードを登録しておける。パスピットの管理画面から、各種サービスに自動ログインが可能だ。 プロトタイプの現段階ではよくあるパスワードの管理ツールと違いはない。しかし、太田社長によると、近々企業側からの情報提供のオファーが始まる。ユーザーはオファーを見て、提供の可否を決める。ここからがパスピットの本領発揮だ。 情報銀行が絵に描いた餅に終わらないための大きなハードルが、提供する情報を管理している企業の協力を得られるか、という問題だ。これまで解説してきたように、ただでさえネット各社はユーザーの情報を出し渋る。それが他の企業の手に渡るとなればなおさらだろう。 そこでパスピットは「スクレイピング」と呼ばれるウェブページに表示されて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く