この記事では逆引きの設定方法を紹介するが、まずその前に、逆引きにおけるゾーンがどのように構成されているかを知っておく必要がある。なお、本説明ではIPv4のみを扱うものとする。 逆引きにおけるゾーンの構成 IPアドレスの表記は「192.0.2.100」のように、1オクテットごとに“.”(ピリオド)で区切られている。逆引きでは、この1オクテットをDNSにおける1つのサブドメインとし、IPアドレスとは反対の順番に並べ替え(100.2.0.192)、先頭に逆引きゾーンを表すドメイン名(in-addr.arpa)を付けて表記する。 このように逆引きは、見た目は反対に並んでいるように見えるが、DNSツリーをルートから順番にたどっていくことで、正引きと同じように名前解決をすることが可能となるように作られている。 BIND 9における逆引きの設定方法 では実際に、BINDにおける逆引きの設定方法について説