サムスンは既に10年前に進出! 発明大国イスラエルの頭脳を生かせ 日本にとって距離的にも心理的にも遠い国、イスラエル。だが、最先端技術を有するスタートアップ企業を輩出する「発明大国」であることは世界で認知されており、インテル、グーグルなど米ハイテク企業の多くがイスラエルに研究開発拠点を置く。韓国のサムスンも既に10年前に進出している。日本企業にも最近ようやく動きが出始めたイスラエル技術を取り込む方策を、イスラテック・加藤スティーブ氏が提言する。 バックナンバー一覧 イスラエルは国土の大部分が乾燥地帯にあるにもかかわらず、食糧自給率が90%以上と日本をはるかにしのぐ。その秘密は「キブツ」という農業生産の母体となる協同組合と、ハイテク技術にあった。農業から始まったと言われるイスラエルのハイテクの、通信・防衛等とは異なる一面を紹介する。(執筆協力:正田光) ハイテク農業を実現するスタートアップ