南アフリカで配給用の食料を準備するボランティアの男性/MICHELE SPATARI/AFP/AFP via Getty Images ニューヨーク(CNN Business) 2020年は新型コロナウイルスに伴う景気後退の影響により、世界で新たに8800万~1億1500万人が極度の貧困に追い込まれるとする推計を、世界銀行が発表した。 世銀は1日1.9ドル(約200円)未満での生活を強いられる層を、極度の貧困と定義している。 今年5月の時点では、2020年中に極度の貧困に陥る人は6000万人と推計していたが、7日に発表された今回の推計ではこの予測を大幅に引き上げた。 新型コロナウイルスによって極度の貧困に追い込まれる人は、来年までの合計で1億5000万人増える可能性があるとしている。 世界の極度の貧困は今年、約20年ぶりに上昇する見通し。紛争や気候変動の影響に新型コロナウイルス禍が相まって