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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (7)

  • 若者言葉はなぜ体育会化するのか?  週刊プレイボーイ連載(133) – 橘玲 公式BLOG

    「近頃の若い者は……」と説教するオヤジにはなりたくないのですが、それでも気になるのは「ありがとうございます」の多用です。近頃の若者は職場やバイト先で、上司からなにかいわれるたびに「ありがとうございます」とこたえているようです。 「そこはEXCELの集計機能を使えばいいよ」 「ありがとうございます」 「明日は早いから今日はこれで終わりにしましょう」 「ありがとうございます」 いずれも間違いとはいえませんが、もっとシンプルな返答があります。私たちの世代は(という言い方をしてしまいますが)、最初の例では「わかりました」、2番目の例では「そうですね」とこたえて、「ありがとうございます」とはいわなかったでしょう。 言葉は時代とともに変化しますが、「ありがとうございます」が若者のあいだでインフレ化するのは何を意味しているのでしょうか。 私がこの用法に違和感を持つのは、それが明らかに体育会言葉だからです

    若者言葉はなぜ体育会化するのか?  週刊プレイボーイ連載(133) – 橘玲 公式BLOG
    takanofumio
    takanofumio 2014/02/10
    “アメリカの会社で上司が先のようなことをいったら、「なるほど。クールですね」「超ラッキー!」というような会話になるでしょう。” ちがうよ、「コーヒーを?」って言うんだよ(戸田奈津子脳)
  • “芸術”という腐った楽園 週刊プレイボーイ連載(126) – 橘玲 公式BLOG

    スクープは大きくふたつに分けられます。ひとつは、これまで一般に知られていなかった秘密を暴くもの。もうひとつは、誰もが当たり前だと思っていたことに対して、「それはルール違反だ」と指摘するものです。公募美術展「日展」の書道部門で、入選数を有力会派に事前分配していたという朝日新聞のスクープは後者の典型でしょう。 日の美術界は芸術院会員を頂点とするピラミッド組織で、弟子は階級が上がるほど上納金が増え、「日展に入選するには審査員に心づけを渡し、作品を購入しなければならない」というのが常識でした。これは茶道などの家元制度を持ち込んだものでしょうが、「公募」をうたっていながら、有力会派に属していなければ入選できないというのでは、不正審査といわれても仕方ありません。報道を受けて日展は、日画や洋画を含む全部門で最高賞の選考を中止することを決めました。 こうした問題が起きるのは、日展だけでなく日の美術界

    takanofumio
    takanofumio 2013/12/09
    “かんたんにいうと、芸術では食べていけなくなったのです。” 反対でしょ。芸術で稼げるようになったからこういうシステムができたんじゃん。
  • 週刊朝日は謝罪すべきではなかったし、連載を続けるべきだった | 橘玲 公式サイト

    出版の世界の片隅にいる者として、ノンフィクション作家・佐野眞一氏が『週刊朝日』に書いた「ハシシタ 奴の性」と、その後の出版社の対応について思うことを述べておきたい。 いまから20年ちかく前のことだが、私はその頃小さな出版社に勤めていて、屠場労組の主催する糾弾の場に出たことがある。当時の糾弾というのは、十数社の新聞社・出版社の幹部や編集責任者が一堂に集められ、100人あまりの組合員の前で差別表現を謝罪するというものだった。 典型的な差別表現は「士農工商」「屠殺」「屠所に引かれる羊のように」で、こうした言葉を注釈なしに使った出版社は「差別に対する意識が足りない」として謝罪を迫られた。このとき会場を埋め尽くした組合員から、「お前は踏まれた者の痛みを知っているのか!」などと怒号を浴びるのが“糾弾”の由来だ(もっともこうした糾弾は70年代がもっとも激しく、私が参加したときはかなり形骸化していた)。

    週刊朝日は謝罪すべきではなかったし、連載を続けるべきだった | 橘玲 公式サイト
    takanofumio
    takanofumio 2012/10/20
    はげどう。編集長が調子のりすぎ→ヘタレすぎでしょ
  • アカデミズムという虚構 旧石器遺跡捏造事件 (『(日本人)』未公開原稿2) – 橘玲 公式BLOG

    新刊『(日人)』の未公開原稿です。 原発事故責任を考えるうえで、日の“アカデミズム”とはどのようなところなのか(日で“学者”“専門家”と呼ばれるのはどのようなひとたちなのか)を示す格好のエピソードだと思いましたが、最終的に分量の関係でカットしました。その後の“ゴッドハンド”については、ほとんど知られていないと思います。 *********************************************************************** 2009年12月某日の夕刻、元文化庁主任文化財調査官・岡村道雄は東北のある駅に降り立った。そこで、10年ぶりにある男と再会するためである。 男は臙脂色のジャンパー姿で、土産を入れた紙袋を持って、駅の待合所に座っていた。すこし太って、白くなった髪を短く刈り、好々爺のような風貌だった。 男は岡村と対面すると、開口一番、「申し訳なか

    アカデミズムという虚構 旧石器遺跡捏造事件 (『(日本人)』未公開原稿2) – 橘玲 公式BLOG
    takanofumio
    takanofumio 2012/06/21
    >日本の考古学者たちは、その成果を世界に問う意志をまったく持っていなかった< 部外者にはこれが不可解だなあ。そういうもんなの?
  • 日本人は日本語に混乱している 週刊プレイボーイ連載(40) – 橘玲 公式BLOG

    Jリーグのレフェリーが、「日語は難しい」という話をしていました。英語であれば、相手がメッシでも「ステップバック」といえばボールから離れます。しかし日語で「下がれ」と命じればまるでケンカを売っているようですし、「下がってください」ではお願いしているみたいです。「下がりなさい」がいちばんよく使われそうですが、これでも〝上から目線〟を感じる選手はいるでしょう。 同じことは、道路工事の交通整理にも当てはまります。 アメリカでは、交通整理の係員はものすごく威張っています。億万長者のメルセデスベンツが来ても「止まれ」「行け」と命令するだけで、「サンキュー」などは絶対に口にしません。 それに対して日の交通整理員は、傍から見ていてもかわいそうなくらいペコペコしています。運転席に駆け寄って「申し訳ありませんがしばらくお待ちください」とお願いし、車を通すときは「ありがとうございました」と最敬礼する、とい

    日本人は日本語に混乱している 週刊プレイボーイ連載(40) – 橘玲 公式BLOG
    takanofumio
    takanofumio 2012/03/06
    なんでもかんでも自分のせいにされて日本語かわいそう/交通整理の話は(本来の意味での)個人主義が定着しているかどうかってことだとおもうけど
  • 「教育」はほんとうに効果があるのか? – 橘玲 公式BLOG

    教育格差」を憂えるひとたちの奇妙な論理にたくさんのコメントをいただいた。 誤解のないように述べておくと、私は「教育」を否定しているわけでもないし、公教育への税の投入を1銭たりとも認めない、という極論を主張しているのでもない。ただ受益者自らが制度の維持や変更を要求する場合、より厳密な説明責任が要求されるという当たり前のことを述べているだけだ。 たとえば農水省や農協などは糧自給率を理由に農業保護政策を正当化しているが、これについては「カロリーベースで糧自給率を計算しているのは日だけだ」とか、「エネルギー自給率が4%しかない国ではそもそも糧自給率になんの意味もない(原油の輸入が止まってしまえばいずれにせよ農業は壊滅する)」、という有力な反論がある(「料自給率の問題点」)。 こうした場合、農業保護政策の受益者であるひとたちは、不都合な批判を無視するのではなく、事実とデータに基づいて、議

    「教育」はほんとうに効果があるのか? – 橘玲 公式BLOG
    takanofumio
    takanofumio 2011/03/03
    ここで言う「教育」って職業訓練だけを指しているのかな
  • 「教育格差」を憂えるひとたちの奇妙な論理 – 橘玲 公式BLOG

    親の所得には格差がある(裕福な親と貧乏な親がいる)。 ↓ 裕福な親は、子どもを私立学校に入れたり、塾や予備校に通わせる(教育投資できる)。 ↓ 有名大学を卒業した子どもは、学歴社会(知識社会)でさらに豊かになる。 このようにして経済格差が拡大再生産されていく、というのが、教育格差→経済格差の定番の論理だ(これを「因果関係1」としよう)。 ところで、(これまでなんどか書いたように)行動遺伝学の標準的な理論では、知能(IQ)の70%は遺伝によって説明できるとされている(安藤寿康『心はどのように遺伝するか』)。 もしこれが正しいとすれば、次のような因果関係が成立することはすぐにわかる(こちらは「因果関係2」だ)。 親の知能には遺伝的な格差がある(IQの高い親と低い親がいる)。 ↓ 知識社会では、IQの高い親は社会的に成功する(裕福になる)可能性が高い。 ↓ 裕福な親の子どもは、貧しい親の子ども

    「教育格差」を憂えるひとたちの奇妙な論理 – 橘玲 公式BLOG
    takanofumio
    takanofumio 2010/12/15
    論理的なようでいて妙な理屈
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