処刑という「特殊技能」 昔から死刑執行人になるのは身分が低い人物が多かったそうです。 直接手を下すため血を直接浴びるというのもありますし、呪いや穢れといった観念的な恐怖も強かったので、みんなやりたくない職業であったのは間違いありません。 執行人の職が代々世襲で受け継がれることも多く、後に出てきますがフランスのサンソン家など王に召し抱えられて専門的に処刑を担当しました。言わば処刑は「特殊技能」でもあったわけです。 電気椅子やギロチンが出現すると、こういう「プロの技術」は必要なくなっていくわけですが、今回はそのような「処刑のプロフェッショナルたち」を紹介します。 1. フランツ・シュミット(ドイツ) ニュルンベルグの「処刑マイスター」 フランツ・シュミットは16世紀〜17世紀のドイツ・ニュルンベルグの死刑執行員で、代々死刑執行人の家系でした。 1573年に23歳で父親の跡を継いでから1617年
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