今回の裁判員裁判は、日本に送られた4名のうち2名が海賊対処法違反(運航未遂)の罪に問われている。報道によれば、2名は海賊行為を認めており、弁護側は「日本での裁判は無効」と控訴棄却を求めている、とのこと。 2011年11月の裁判(https://nikkan-spa.jp/85970)では、未成年のモハムード・モハメド・ジャーマ被告(以下、ジャーマ)が1人で法廷に立ったが、今回の被告は2名。黒人にしては若干肌が白く、顔の掘りが深いマハムッド・ウルグス・アデッセイ被告(年齢不詳。以下、アデッセイ)と、白髪交じりの坊主で長身のアブデヌール・フセイン・アリ被告(年齢不詳。以下、アリ)だ。 前回のジャーマと同様、「生年月日はわからない」そうだが、見た目からは成人男性であることは間違いなさそうだ。 さて、弁護側の証拠取り調べの一環でソマリア海賊の拠点となっているエイルという村の映像が流れたときに、それ