ウェブサイトの品質として、目に見えない部分の重要性は誰もが知るところだろう。中古車販売サービス「ガリバー」のウェブサイトでは、パフォーマンス(表示速度)にフォーカスを当て、パートナーである株式会社Spelldataとともに3年間にわたって改善を行い、成果をあげてきた。はたしてどのような考えかたのもと、施策を行ったのか。この記事では、2020年3月4日に開催された「ECzine Day 2020 Spring」にて、株式会社IDOMでウェブマスターを務める村田創氏が語った、同施策を通して得た結果と速度改善を行う意義についてレポートする。 ウェブパフォーマンス向上でコスト削減 表示速度改善がもたらす効果とは 株式会社IDOM デジタルマーケティングセクション 村田創氏 年間の商談件数60万件、小売12万台を誇る中古車販売サービス「ガリバー」。運営事業者であるIDOMでは、20年前からウェブサイ
セミナー概要2020年4月1日から、改正民法債権法が施行されます。 今まで曖昧にされてきたECサイト構築や運用に関連する技術要素やサービスに関して、品質保証が義務付けられます。 ECサイト運営担当者が抑えるべき検査品質項目と契約書の確認について、具体的に解説します。 受講料無料(事前申し込み制) セミナー日時2019年5月29日(水) 14:15~14:452019年5月30日(木) 14:15~14:45講師株式会社Spelldata 代表取締役社長 竹洞 陽一郎 場所イーコマースフェア大阪2019 会場 マイドームおおさか 〒540-0029 大阪府大阪市中央区本町橋2-5 定員80名様 アジェンダ2020年4月1日施行の改正民法債権法とは契約の目的の明記瑕疵担保責任から、契約適合責任へ売り手が品質検査をして買主・発注側に通知しないと重過失変わる開発プロセス民法債権法改正に対応した開発
事実を伝える価値 2019年1月1日 著者: 竹洞 陽一郎 新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 2019年の元日を迎えて、今年一年の抱負と共に、今考えている事を綴ってみます。 How JavaScript Works 年末に、Douglas Crockford氏の「How JavaScript Works」がアメリカから届きました。 Douglas Crockford氏は、オライリーの「JavaScript: The Good Parts」を執筆された方で、JSON(JavaScript Object Notation)の発見者です。 この本は、JavaScriptの言語仕様について解説した本で、どのようにJavaScriptのエンジンで実行されるかという話ではなく、言語仕様上の問題点を洗い出したものです。 読みやすく、分かりやすい文体ですし、内容も素
ソフトウェア工学で著名なロバート・C・パイク氏のCプログラミングに関する覚書というものがあります。 ルール1: プログラムがどこで時間を消費することになるか知ることはできない。ボトルネックは驚くべき箇所で起こるものである。したがって、どこがボトルネックなのかをはっきりさせるまでは、推測を行ったり、スピードハックをしてはならない。 ルール2: 計測すべし。計測するまでは速度のための調整をしてはならない。コードの一部が残りを圧倒しないのであれば、なおさらである。 ルール3: 凝った(Fancy)アルゴリズムは nが小さいときには遅く、 nはしばしば小さい。凝ったアルゴリズムは大きな定数を持っている。nが頻繁に大きくなることがわかっていないなら、凝ってはいけない(nが大きくなるときでさえ、ルール2が最初に適用される)。 ルール4: 凝ったアルゴリズムはシンプルなそれよりバグを含みやすく、実装する
意外と認知されていない民法債権法改正あなたは、民法債権法が改正されて、2020年4月1日より施行となる事をご存じですか? いくつか重要な大きな、契約書を作成する際の変更点が盛り込まれています。 Web担当者の方にとって、最も影響があるのは、売主や受託者の責任が、瑕疵担保責任から契約内容適合責任へと変わる点です。 ITプロセスコンサルタントの細川義洋さんが2016年に真っ先にこの件について記事を書かれました。 民法改正で変わるITの請負開発 ソフトウェア開発やSIの分野では、それなりに認識が浸透しつつあるように思います。 「IT システム開発 民法改正」で検索すると、様々な法律事務所がセミナーを開催したり、本を出しています。 しかし、Webサイトに関してはどうでしょうか? 残念ながら、弊社のブログページのみです。 発注者側である事業会社、受注者側であるWeb制作会社の皆さんとお話していても、
重いサイト = 遅いサイト 2018年1月22日 著者: Kameerath Kareem 翻訳: 小川 純平 この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事 Web Performance 101: Page Size Optimizationの翻訳です。 Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。 この記事は、Catchpointの許可を得て、翻訳しています。 Webパフォーマンスは本当に重要なのでしょうか? 本当に、Webサイトのパフォーマンスを最適化するための時間と労力に対して投資する必要があるのでしょうか? もしこれについて今も議論しているのであれば、真実を得るためのお手伝いを致しましょう。 Webサイトの最適化は直に速度・パフォーマンスを向上させ、それにより直帰率が低下し、コンバージョンが上昇します。 つまり、そうです、Webサイトの最適化は重
画像を大きく、美しく、しかし軽量に 2017年12月5日 著者: Kameerath Kareem 翻訳: 小川 純平 この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事 Web Performance 101: Tuning Tips for Imagesの翻訳です。 Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。 この記事は、Catchpointの許可を得て、翻訳しています。 ビジュアルコンテンツは、モダンなWebサイトにとって、なくてはならないものであり、最もミニマリスト志向のWebサイトデザインですら、完全なエンドユーザ体験のために、シャープで綺麗な画像に頼っています。 スマートフォンからタブレット、ノートPCからデスクトップPCまで、近年はスクリーンサイズが多様になり、高品質な画像を用いて、正しく、あらゆるviewportで表示できるようにすることが重要
2017年も、残り一か月となりまして、WebパフォーマンスのAdventカレンダーがスタートしましたので、今年のWebパフォーマンスの動向を振り返ってみます。 Googleさん大活躍 今年は、Webパフォーマンス(表示速度)の認知が浸透した一年でした。 その大きな要因は、やっぱり、Googleさんの活動ですね。 昨年のQ4に、Googleの大口顧客向けに、パフォーマンスの重要性を、役員クラスに直接会って説くと共に、今年は更に裾野を広げて、パフォーマンスの重要性を説いて回って、かなり認知が広がったと思います。 Googleさんが顧客に配布している資料を拝見したのですが、三つの事が書かれています。 Webパフォーマンス(表示速度)は収益に大きな影響を及ぼす Webパフォーマンスを高速化しないと、オンライン広告の成果を最大化できない Webパフォーマンスは、オーガニック検索に影響がある その上で
「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイト」とは? 2017年2月4日 著者: 竹洞 陽一郎 2017年2月3日、Googleウェブマスター向け公式ブログで「日本語検索の品質向上にむけて」という記事が公開されました。 この発表は、日本のWeb関係者の間に衝撃を齎もたらしました。 今までGoogleは、日本語を対象としたWebページの評価アルゴリズムを発表したことがないからです。 昨今問題になっている、キュレーションメディアに代表される低品質コンテンツによる検索品質の汚染に対応するための施策です。 その一環として、今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。 今回のアップデートにより、ユーザに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。 その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高
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