総合スーパーが苦戦を強いられる中、増収増益を続けるイズミ(広島県)。同社の大型ショッピングモール「ゆめタウン」はイオンもライバル視する(出典:同社サイト) 今年も「日経MJ」小売業調査の季節になった。1面解説は、「総合スーパーも個性の時代」というタイトルで、ドン・キホーテとの共同運営による「MEGAドン・キホーテUNY」座間店が取り上げられていた。ドンキ式の導入によって店の中身がまるで変わり、シニア中心だった客層が若返り、かなり活況を呈しているとのこと。 このようにドンキ化した店舗の来店客数は前年比1.9倍、売り上げは2.2倍になったという実績が出ており、ユニーは2023年までに100店舗規模に拡大する意向だという。やはり今のところ、総合スーパー(GMS)の再生事例は、ドン・キホーテによる業態転換しかない、ということのようだ。 下の表は、冒頭の小売業調査を基に総合スーパーの売り上げ、収益の