マツダがロータリーエンジン(以下、ロータリー)を復活させた。2023年11月に発売するプラグインハイブリッド車(PHEV)「MX-30 Rotary-EV」の発電機として採用する。「ロータリーには可能性がある」と同社最高技術責任者(CTO)の廣瀬一郎氏は語る。その可能性の1つとして、水素や合成燃料(e-fuel)といった「多様な燃料に対応できる『雑食性』がある。カーボンニュートラル(温暖化ガス
シリーズハイブリッド機構の発電機として、ロータリーが約11年ぶりに復活した。2023年6月に量産を開始した「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」に搭載する。(出所:マツダ) 内燃機関(ICE)とどう向き合うか。 当面はICE車が利益を出していくし、当社としてはエンジンに最後までこだわる。ただ、(エンジンの機種数は)少し絞り込んで、リソースを新しい領域に移していく時だとも捉えている。 これまではフレキシブル生産という形で変種変量生産を可能にして様々な機種を造ってきたが、生産の維持が難しくなってきた。平常時は問題ないが、新型コロナウイルス禍では(エンジンの)バリエーションの多さで影響が出た。当社が大丈夫でも、サプライヤーの負担が増える場合もある。生産をロバスト(頑健)にしていくには、やはり機種数を絞っていく必要がある。 もう1つ、機種数を削減すべき理由がある。それが、(法規の)認可・認
突発性マツダ ロードスターが欲しい症候群 必要かと言うと全然要らないのになんか欲しい 鎮まってくれ俺の(ネットで在庫を探す)右腕 pic.twitter.com/B0nTZOz2Mu — AQM (@AQM_hatenablog) 2023年7月18日 これまで東京・大阪・福岡などを転々としてきた転勤族なんですが、現在は宮崎に赴任しています。 クルマを持っていません。 クルマは大学生時代と、社会人になってからも10年ぐらい乗っていました。 現在は中央駅である宮崎駅の近辺、職場にも徒歩10分の立地に住んでいて、趣味はインドア系、買い物は近所のスーパーとコンビニとAmazon、駅ビルにシネコンある、ゴルフはしない、独身で一人暮らしで彼女もいない、とクルマのない生活に特に不便を感じていません。 あと身長が182cmで体重が90kgあります。 巨漢ディフェンス!ボクシングでいうとヘビー級。 という
(決算特集での用語の使い方、全社共通の概況などは第1回を→「2023年3月期、自動車会社に吹いた追い風と逆風」) マツダは増収増益の決算発表を行った。印象としては、一連の新型コロナ禍に付随する諸問題をクリアして、ついに反転攻勢に入った形に見える。ただし、第6世代の車種が絶好調だった、2017年ごろの勢いにはまだ及ばない。 ベストイヤーの2016年3月期と比べてみると ということで基礎的なデータを見ていこう。 グローバル販売台数(カッコ内は対22年3月期、以下同):111万台(89%) 売上高:3兆8268億円(+7065億円) 営業利益:1420億円(+378億円) 営業利益率:3.7%(+0.4ポイント) 当期純利益:1428億円(+612億円) 数字を見る限り、前期(22年3月期)との比較では好調であり問題なく見える。あとは見る側がマツダの本来のポテンシャルをどこに置くかによる。 例え
マツダが、水素ロータリーエンジンをレンジエクステンダー(航続距離延長装置)として搭載する電気自動車(EV)を開発中だ。ロータリーエンジン搭載車「RX-8」の生産は終了するが、新たな用途に向けてロータリーエンジンの開発は継続される。 マツダは、水素ロータリーエンジンをレンジエクステンダー(航続距離延長装置)として搭載する電気自動車(EV)を開発していることを明らかにした。2013年に官公庁や企業向けにリース販売する予定である。 同社は、ロータリーエンジンを搭載するスポーツカー「RX-8」の生産を2012年6月で終了する。これによりロータリーエンジン搭載車が同社のラインアップから消えるため、ロータリーエンジンの開発も終息の方向に向かうと見られていた。しかし、EVのレンジエクステンダーとして活用するために、ロータリーエンジンの新規開発を水面下で進めていたようだ。 マツダは1990年代から、二酸化
担当編集Y(以下、編集Y):「いきなりXと言われても」と思う読者の方もいると思いますので、池田さん、ここでちょっとXの説明をしてください。 池田:いやYさん、ここでなぜ廣瀬さんに聞かないの(笑)。SKYACTIV-Xというのは、これまでのガソリンエンジンとは、もう燃焼の理論から全く別物の新発明エンジンですね。HCCI(予混合圧縮着火)という方式で、理論としては世界中のメーカーが注目していました。あらかじめ燃料と空気を混ぜた「混合気」を、圧縮して温度上昇させることで着火させるんです。 写真はMAZDA3に搭載されているSKYACTIV-Xエンジン。燃焼室の中で気化した燃料に対し、点火プラグから火が燃え広がるのではなく、「全部が一気に燃える」というのが特徴。混合気が一気に燃えるので、徐々に燃えるプラグ点火より圧力が上がって熱効率が向上する。また、薄い混合気でも燃やせるので、低負荷域での燃費が大
マツダがロータリーエンジンを利用した航続距離延長装置(レンジエクステンダー)の開発を中止し、プラグインハイブリッド車(PHEV)とハイブリッド車(HEV)の開発に力を注ぐ方針に切り替えたことが分かった。電池容量を小さくし、車両価格を抑えることを重視したとみられる。2022年前半に、小型の多目的スポーツ車(SUV)「MX-30」のPHEVを投入する。MX-30には電気自動車(EV)モデルがあるが
マツダ初の量産EVとして「MX-30 EVモデル」が発売されました。先行してマイルドハイブリッドモデルが登場しているMX-30ですが、今回追加されたEVモデルにはどのような特徴があるのでしょうか。 マツダ初の量産EVがついに登場! マツダは、初の量産電気自動車として「MX-30 EVモデル」を2021年1月28日に発売しました。 MX-30としては、2020年10月8日にマイルドハイブリッドモデルが先行して発売されていますが、今回追加されたEVモデルにはどのような特徴があるのでしょうか。 新たに設定されたMX-30 EVモデルは、2050年時点のカーボンニュートラル実現へのチャレンジに向けて、マツダの「マルチソリューション戦略」に基づき、CO2削減とユーザーの使い方を両立するという新しい考え方から企画されたモデルです。 EV専用にボディを強化した新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEH
マツダの新型SUVとして「MX-30」が2020年10月8日より発売されました。東京モーターショー2019で世界初公開されたのはEV仕様でしたが、今回発売されたのはマイルドハイブリッド仕様でした。EV仕様は2021年1月に発売される予定です。 電動車の中核を担うMX-30は発電用ロータリー搭載も視野に マツダが2020年10月8日、新型SUV「MX-30」の日本国内販売を開始しました。パワートレインは「e-SKYACTIV」という名称で、2リッターガソリンエンジン「SKYACTIV-G」に小型モーターを連動したマイルドハイブリッドです。 マイルドハイブリッドと聞いて、「MX-30ってEVじゃなかったの?」と思う人がいるかもしれません。 なぜならば、東京モーターショー2019で世界初公開されたMX-30がEVだったからです。 世界初公開されたとき、マツダの丸本明社長は「本日(2019年10月
マツダは、PlayStation4用ゲーム「グランツーリスモSPORT」上でバーチャルレースカー「RX-VISION GT3 CONCEPT」を2020年5月22日に提供開始すると発表しました。4ローターのロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載し、最高出力570馬力を誇る最新レーシングカーです。 マツダの夢を載せて爆走! 4ローター搭載の最新レーシングカー マツダは、ポリフォニー・デジタルと共同で開発したバーチャルレースカー「RX-VISION GT3 CONCEPT」を、PlayStation4用ゲーム「グランツーリスモSPORT」ゲーム上で、2020年5月22日午後3時(日本時間)から提供を開始すると発表しました。 4ローターのロータリーエンジンを搭載し、最高出力570馬力を発揮するというFRレーシングカーの全容とは、いったいどのようなものなのでしょうか。 RX-VISION
2019年5月に発売されたマツダの新世代モデル「マツダ3」。2019年10月には、世界初のエンジン「スカイアクティブX」エンジン搭載車が追加設定される予定となっていますが、このクルマはどのような走行性能を見せるのでしょうか。 世界初のエンジンはマツダ3の世界観をどう変えるのか 2019年5月に登場した新型「マツダ3」の「スカイアクティブX」エンジンを搭載した仕様に、世界初試乗することができました。マツダが7月頭にドイツ・フランクフルトで国際試乗会をおこない、そこで試す機会が得られたわけです。 マツダ3が登場した当初から『大本命エンジン』であるとされてきたスカイアクティブX仕様のマツダ3は、いったいどんな走行性能を実現しているのでしょうか。 知られているように、マツダ3はすでに非常に高い評価を得ているモデルです。同社の新世代商品群の皮切りとなる第一弾モデルとして登場し、デザインをはじめ基本骨
2019年5月のフルモデルチェンジでマツダ「アクセラ」が、海外での名称である「マツダ3」として新たに発売されました。さらに「アテンザ」がマイナーチェンジで「マツダ6」と海外名に変更され、日本名が続々と消滅しています。なぜ海外での名称を日本でも使用するようになったのでしょうか。 「アクセラ」が「マツダ3」に、「アテンザ」が「マツダ6」に車名変更 最近、長年にわたって親しまれてきたマツダ車の車名が変更されています。2019年5月には、「アクセラ」がフルモデルチェンジをおこなって「マツダ3」に変わり、7月4日には「アテンザ」が改良とグレード追加をおこなうと同時に「マツダ6」に変更すると発表されました。 アテンザの発売は2002年、アクセラは2003年なので、車名はかなり浸透していましたが、2019年のタイミングで日本国内の名称を海外と同様に統合しています。 今後も「デミオ」が「マツダ2」になるよ
「2代目とか社長の息子とかいう問題は、企業の大小を問わず、いろいろと取り沙汰されるものだ。うまくいく、悩みとなる場合など、さまざまなケースがある。私はじっくりと思案した末、息子を入れるなら副社長として入れてくれと主張した。それがダメなら現状でおく、といった」【前回記事】MAZDA誕生 出戻り2代目の才覚長男をいきなり副社長に1961年、東洋工業(現マツダ)社長の松田恒次(1895~1970年
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