29日午前10時ごろ、大阪市港区八幡屋の会社員(53)方で、「異臭がし、家族が有毒ガスを発生させたようだ」と110番通報があった。港署員がかけつけたところ、国立大学院生の長男(24)の自室入り口に「有毒ガス発生中、警察呼べ」と張り紙があり、室内で長男が死亡していた。硫化水素が検出されたため、同署は会社員宅から半径50メートルを立ち入り禁止にした。ガスを吸った祖母(84)と母親(51)が病院搬送されたが軽症。 現場近くには市立八幡屋小学校もあり、窓を閉める措置をとった。付近住民にけが人はなく、約1時間後に解除された。 調べでは、長男の自室には塩素系のトイレ用洗剤5本があり、長男が何らかの方法で硫化水素を発生させたとみられる。「生きていくことに意欲がなくなった」と遺書が残されており、同署は長男が自殺を図ったとみて調べている。
中国製の冷凍ギョーザを食べて中毒症状に陥った兵庫県高砂市の一家3人は、救急搬送先の病院が早い段階で薬物中毒と見抜き、初期治療に当たったことで辛うじて一命をとりとめていた。 「もう、あかんのかと思った」。家族だんらんの夕食から一転、死の恐怖にさらされた3人は発症から約1か月を経た今も体の不調が続き、「後遺症が残るのでは」と不安な日々を過ごす。関係者の証言から、一家を襲った“悪夢”を再現した。 中毒症状を起こしたのは造園業の男性(51)と妻(47)、高校3年の二男(18)。 1月5日の夕食は午後6時45分ごろに始まった。二男は冬休みを終え、翌日に留学先へ向かう予定で、大好物のギョーザをリクエスト。「中華deごちそう ひとくち餃子(ギョーザ)」が食卓に上った。 「なんか苦いな」。二男は少し気になったが、「ハーブ入りだから」と思い直し、11個を一気に食べた。途端、激しいめまいが襲った。床にへたり込
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く