「漂着ゴミが宝の山に」 ゴミを油に変えるプラント設置 離島で実証実験スタート (1/2ページ) 2009.7.14 21:35 海外から日本沿岸に漂着するゴミの処理が問題となる中、ゴミを燃料に替える試験プロジェクトを日本海難防止協会が沖縄県竹富町の鳩間(はとま)島で始める。燃料の安全性やノウハウを検証するという。 これまで離島では多額の輸送費をかけ処理していたが、試験が成功すると、コストがゼロになるばかりか、逆に燃料という資源も得られる。「厄介なゴミが宝の山になる」。地元も期待を寄せる。 ■集めても処理できず 「島国の日本において離島は漂着ゴミのフィルター役」。海洋汚染防止の研究などをしている日本海難防止協会の大貫伸上席研究員は話す。離島には海流の影響で多くのゴミが流れ着くからだ。 環境省が、竹富町の西表(いりおもて)島2・74キロの海岸で、年間に漂着するゴミの量を調べたところ、229立