新型インフルエンザの国内感染拡大を受け、18日の東京株式市場では、関西を中心に人や物の動きが滞るとの観測から、鉄道株などが売られた。 一方、マスクや関連医薬品株は大幅に値を上げた。 感染を恐れて来店客が減るとの見通しから、傘下に関西が地盤の大手百貨店、大丸を抱えるJ・フロントリテイリング株が前週末比10・3%安、旅行客が減るとの見通しからJR西日本株が一時、同4・9%安となった。 逆に、抗インフルエンザ薬「タミフル」の需要が増えるとの見方から、輸入・販売元である中外製薬株は一時、同6・3%高を付けた。感染予防マスクを製造する繊維会社株にも買い注文が殺到し、ダイワボウ株とシキボウ株は値幅制限いっぱいのストップ高となった。