日本におけるフルCG アニメーション制作への理解と振興を目指す本連載。今回の語り手は、"ヤマカン" の通称で知られる、アニメーション監督・演出家の山本 寛(ゆたか)氏だ。京都アニメーション、デジタル撮影部からキャリアをスタートした山本氏は、『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006)のエンディング 『ハレ晴レユカイ』 のダンス演出で、多くのファンの心を掴んだ。その後も様々なアニメ作品の監督や演出を務め、2010 年には実写映画も手がけた山本氏に、作画アニメとCG アニメ、さらに実写における表現の可能性について語ってもらった。 【聞き手:野口光一(東映アニメーション)】 Supported by EnhancedEndorphin Yutaka Yamamoto 1974 年生まれ。大阪府出身の監督・演出家。京都大学文学部を卒業後、京都アニメーションに入社。その後、アニメーションDo に移籍。『涼宮ハル