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50キロ圏にヨウ素剤事前配布を…規制委指針案 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
原子力規制委員会は3日の定例会で、原子力発電所で事故があった時に住民を守るための新たな防災指針「... 原子力規制委員会は3日の定例会で、原子力発電所で事故があった時に住民を守るための新たな防災指針「原子力災害対策指針」案を公表した。 防災対策の重点区域を原発から30キロ圏内に拡大し、甲状腺被曝(ひばく)を防ぐ安定ヨウ素剤を各戸に事前配布することを求めるなど放射性物質が大量に放出された事態に初めて対応した。指針は、月内にとりまとめる。 指針作りは、9月に発足した規制委の初仕事となる。これまでの原子力防災指針では重点的に対策を行う範囲の目安を原発の半径8~10キロ圏内としていたが、これを30キロ圏内に拡大する。東京電力福島第一原発事故では想定を大きく超える20キロ圏内が立ち入り禁止になったためだ。これにより対象の市町村はこれまでの45から135に増える。 このうち原発から5キロ圏内は、重大事故の恐れがある場合、即時避難の対象区域とした。実際に避難を判断する際の放射線量の基準値などは今後決める。
2012/10/03 リンク