前橋育英高(群馬)の初出場優勝で幕を閉じた今夏の甲子園。久々の現地取材は楽しくもあり、驚きもあった。 同校の荒井直樹監督は演歌歌手、山川豊のそっくりさんで、おまけに美声。カラオケ大会でも「全国制覇」がいけるのではないかと思った。 また、準優勝の延岡学園高(宮崎)の重本浩司監督は、一投一打に選手以上の派手なガッツポーズ。決勝戦で敗れた直後、悔しさでオイオイ泣いていたのも選手を圧倒していた。 さらに、どうでもいいことだが、両腕にロレックスの時計を巻いていた某監督さんには「じぇじぇじぇ」と仰天した。両腕は記者が知る限り春夏通じて初の快挙だ。 スタンドにも驚きがあった。昔からお世話になっている高野連の現理事さんに「記事になるかどうか分からないけど、おもしろい人がいるよ」と教えてもらった。 ネット裏で戦況を見守る麦わら帽子にサングラスの男性。双眼鏡も首からぶら下げていた。出場全選手を紹介する雑誌も持