トヨタ自動車が国際オリンピック委員会(IOC)と最高位のスポンサー契約を締結した。2020年の東京五輪をはさむ15年から24年までの大型契約で、契約額は1000億円以上ともささやかれる。一方、18年に韓国で開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪はスポンサー集めが難航していることが伝えられており、開幕前から日韓の五輪は明暗を分けている。 「数多くの自動車メーカーの中でトヨタを選んでいただいたことに身の引き締まる思い。トップパートナーの名に恥じないよう、五輪ムーヴメントを推進していく」 3月13日、IOCとトヨタが都内で開いた記者会見で、豊田章男社長は決意表明した。 会見では、IOCのトーマス・バッハ会長が、トヨタグループの創始者である豊田佐吉の考え方を成文化した「豊田綱領」に触れ、「『五輪憲章』と共通点がある。人類に優しく、発展に奉仕するということだ」と持ち上げるなど、終始相思相愛ぶりをアピ
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