神奈川県横浜市の映画館「バーチカルシネマ横浜」がスクリーン横に併設した、上映作品の音だけ聞ける「特別鑑賞室」が人気を集めている。鑑賞料金の値上げが相次ぐ中、価格を100円と安く設定したこともあり、連日満席が続いているという。 バーチカルシネマ横浜は、スマホ時代に合わせたノッチ付き縦長スクリーンを含む4スクリーンを備えた中規模映画館。230席を備える第1スクリーン横の小部屋にパイプ椅子20席を置き、特別鑑賞室として改装した。以前は掃除用具などを収納する備品室として使っていた。 上映中は部屋のドアを閉め切るため、映像を見ることはできず、来場者は壁越しに漏れ聞こえてくる映画の音声に聞き耳を立てる。トイレなどで退席しする場合は、劇場スタッフがアイマスクを着用させて出口まで誘導する念の入れようだ。 支配人の東峰さんによると、着想のきっかけは、野外コンサートでチケットを取れなかったファンが会場周辺にと
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