昨日午後に解禁となった安倍首相と米ニューズウィーク誌とウォールストリートジャーナル紙とのインタビュー記事が一部で波紋を呼んでいるようです。慰安婦問題などで安倍氏が後退しているかのように報じられたからですが、私にはちょっと異論があるのです。 むしろ、歴史認識や憲法改正問題について、米国が嫌がることをけっこうはっきり述べているなあというのが、私の印象でした。米国に対してこういう言い方をしたのは、おそらく歴代首相で始めてだろうなあと。ところが、昨日の夕刊当番の先輩記者から、「共同通信と時事通信は逆の方向で書いているぞ」と言われ、「またか…」と感じた次第です。つい先日も靖国神社の資料公開をめぐる政府答弁書で、一部通信社がこじつけとも思える解釈をしているのを読み、「ああ、これを地方紙が使い、また誤解を生んでいくのだろうな」と感じたばかりだったからなおさらです。 そこで、私の感想はここまでにして、