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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (6)

  • 「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。 2009.7.12   夏目房之介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさま いつもお世話になっております。 このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。 年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は年4月1日。 同財団の

    「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    takeishi
    takeishi 2009/07/11
    困った団体の設立
  • TV「情熱大陸」に秋本治:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    何気なく観てたら今日の「情熱大陸」は秋治だった。 ホントにマジメで、地道な仕事ぶり。朝9時から午後8時まで、毎日タイムカードで仕事をし、残業は滅多にせず、連載開始以来、締め切りを守り続けている。徹夜続きとかのスタイルとは正反対。忘年会の場面でもウーロン茶を飲んでいた。下戸なんだろうか。過去のすべての原稿も、博物館並みにきちんと管理されている。新作のネームはファミリーレストランでドリンクバーを頼み、コーヒー9杯、9時間かけて19p作る。う~ん、これを33年間・・・・。 秋さんは、痩せ型の大人しそうな人で、ちょっと「情熱大陸」向きとは思えない人柄、仕事ぶりなのだが、最後になって、取材にきていたTVスタッフの撤収場面で、逆に機器を撮影したり取材を始めたがはおかしかった。 もうずいぶん前、あるパーティで秋さんを見かけ、僕は近づいて自己紹介して挨拶した。すでにマンガ評論をやっていたが、じつはサ

    TV「情熱大陸」に秋本治:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • サンケイの『軍鶏』係争記事のコメント:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080628/trl0806280121000-n2.htm 『軍鶏』のマンガ家たなかさんが、「原作者」を訴えた事件のサンケイニュース記事に、僕のコメントが載ってました。 〈業界に詳しいコラムニストの夏目房之介氏は「漫画界には契約書を交わす慣習が少なく、 原作者と漫画家の仕事の分担もあいまい。それでも著作権料は折半が多く、漫画家が怒るのも 無理はないかも。しかし、漫画家はおとなしい人が多く、裁判沙汰(さた)になるというのは よほどのことだ」と話している。 〉 僕は基的に、よほどでないとコメントはしないので、これは勝手に出されたコメント記事です。内容的には、〈それでも著作権料は折半が多く、漫画家が怒るのも 無理はないかも。〉の部分は、僕は言ってないはずで、僕の話を受けての記者の創作ではないかと思います。 昨夜、あ

    サンケイの『軍鶏』係争記事のコメント:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    takeishi
    takeishi 2008/06/28
    電話でしゃべった内容=記事じゃないよ、との事
  • 16日は林静一展のトークショー:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    ・・・・でした。ひさしぶりに林静一さん、山下裕二さん(明学の美術史教授)にお会いし、司会の湯浅学さんとは初対面でしたが、林さんの人柄もあり、和気藹々で進行。面白い話が聞けました。 とくに、東映動画アニメーターだった林さんが、ガロでマンガを始めたきっかけの話は、当時のマンガとアニメの相互影響関係を考える上でとても示唆的で貴重な話でした。当時の東映動画内は、表現に敏感な人の集まりで、映画でも音楽でも色んなところにアンテナを張っており、ガロもほとんどの人が読んでいて、それで林さんがTVアニメのために集められたフリーの若いアニメーターたちと何かしようとマンガ同人誌を発案し、結局そこに描いたのは宮崎駿さんだけだったとか。でも、当時唯一マンガを公募していたガロにみんなで投稿しようということになって、林さんが載ったのだという。 この話の背景には、東映動画労組自主制作みたいな『ホルス』が『カムイ伝』に似て

    16日は林静一展のトークショー:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 津堅信之『アニメ作家としての手塚治虫』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    読みました。いいだ。マンガ研究関係の人は絶対読んでおかないといけない。読みやすいしね。 これまで、まともに評価も分析もされていなかったという「アニメと手塚」の主題を通して、ここ数年怒涛のように進んでいる「問い直し」の一環をなしている。 一つだけ上げれば、多くのアニメ関係者(制作者)から始まった「手塚のダンピングが日のアニメの低賃金、加重労働の悪条件を作り出した」という「批判」、アニメ史における手塚無視にもつながる「批判」言説の検証である。結論をいえば、手塚自身の「制作費55万」発言が作り上げた「神話」を実証的に覆してみせている。じっさい手塚は(少なくとも当面は)そう信じていたが、事実はもっと高く、虫プロはそれなりに企業努力をしていた、というもの。この検証だけでも、これまでの「手塚発言によるマンガ、アニメ史像」を変える。 僕は、以前から東映系の職人的反撥から発するように見える、この「批判

    津堅信之『アニメ作家としての手塚治虫』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 米沢嘉博氏逝去:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    今、マンガ研究者などの周辺でメール、ブログ、ミクシなど、情報が飛び交っている。 僕も、当にびっくりした。朝日のニュースによると、以下の通り。 〈1日午前4時40分、肺がんのため死去した。53歳だった。通夜は6日午後6時、葬儀は7日午後1時30分から東京都港区元麻布1の6の21の麻布山善福寺で。喪主は英子(えいこ)さん。連絡先は世田谷区代沢5の8の11の102のコミケット。[略]7月に入院、9月30日にコミケ代表の退任が発表されたばかりだった。〉 いわずと知れたマンガ評論家。コミケ代表。はじめて会ったのがいつだったか、もう忘れた。研究者が知っておくべき基礎資料となるを多く書き、巨大化するコミケをまとめ、まだマンガ批評なんかで喰っていけない時期から村上知彦や呉智英などとともに、マスコミの中に何とか道を作ってきた。功労者である。もちろん、色々いう人も多いかもしれないが、功労は功労で消すこと

    米沢嘉博氏逝去:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
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