乗組員A え、たった6ページ、ですか? 乗組員B 意外とすくないんですね。 早野 すこしだけ内容を説明すると、 1ページから5ページにかけて、 4種類のクォークと 「ワインバーグ=サラム理論」の枠内で、 どこまでいけるかを、 考えられる限りを尽くして、 いろいろと試されておられます。 小林 ま、4種類のクォークだけで 説明できる可能性がないことは、 すでにわかっているんだけどね。 それでもちゃんとつぶしておかないと、 次には行けないから。 早野 つまり、5枚目までは 「小林・益川理論」の前フリになります。 先生たちが本当に言いたいことは、 最後の6ページ目に インパクトのある数式で登場します。 乗組員A じゃあ、要点は1枚だけ? 乗組員B すごく気になります。 早野 先生、この数式は何を表しているんですか? 小林 そんなにむずかしい話じゃありません。 つまり、クォークの数が4種類だと、 い