【シリコンバレー=奥平和行】IT(情報技術)市場をけん引してきたクラウドコンピューティングの分野で、文章や画像などを自動的に作る生成人工知能(AI)が新たな競争軸として浮上してきた。最大手の米アマゾン・ドット・コムが13日に参入を発表し、「3強」の戦略が出そろった。ただ、新興勢の伸長も目立ち、意外な企業が覇権を握る下克上の可能性もある。「大規模言語モデルや生成AIは当社が今後何十年にもわたって
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学習するデータがあれば、AIはどんどんお利口になっていきます。そして、米Amazonにはユーザーがサービス上に残していく膨大な(AIが学習に使える)データがあります。 しかもAWS(Amazon Web Services)という人に売るほどのクラウドサービス(AWSは最初は社内で使っていたものを便利だからと売り始めたもの)があり、米国のクラウドインフラ市場ではトップシェアを独走しているとあって、自社のサービスでAIを採用しない手はありません。 そんなAmazon社内ではAI活用がどれくらい進んでいるのでしょう。米Bloombergが6月13日(現地時間)、「Amazonの賢いマシンが倉庫から本社に侵攻中」というちょっとセンセーショナルなタイトルの記事を掲載しました。 Amazonが倉庫でロボットを使っていることは有名なのでこんなタイトルになったようですが、本来AIは肉体労働よりも頭を使う仕
米Amazon.comの音声AIアシスタント「Alexa」の立ち上げに参加し、関連事業を推進してきたチャーリー・キンデル氏が4月27日(現地時間)に退社した。同氏が自分のブログで発表した。 キンデル氏は2013年、21年務めたMicrosoftを退社した後Amazon入りした。その際、自身のLinkedInで、「Amazonで秘密のあるものを担当するディレクターになった」と書いた。Amazon Wawlletなどを手掛けた後、2015年に立ち上げられたばかりのAlexaチームに参加し、製品管理責任者に就任。AlexaおよびEchoシリーズの開発に従事した。 同氏はAmazonを退社する理由を「この5年間のペースについにやられた。一息つく必要がある」と説明した。車の修理スケジュールが2年遅れているし、(Amazonでスマートホームを手掛けているのに)自宅のスマートホームが2001年のままの状
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