古典部シリーズ第二弾です。 前作の氷菓よりもミステリー要素が強くなっていて、ミステリーネタも使われています。 古典部シリーズの中で最もミステリー色が強く,ミステリーが好きな人にとって一番楽しめる巻です。 文化差に出展する予定でいた二年F組の自主制作映画が未完成の状態で頓挫しているので、奉太郎たちに現在完成している部分から、結末を導き出すことを依頼されます。 奉太郎たちは二年F組の関係者から話を聞くのですが、その関係者たちが推理する話を聞きながら、正解と言える解決編にたどり着こうとします。 いつの間にか3種類の表紙が。 追記ではネタバレ注意の感想と解説を: 愚者のエンドロールの登場人物。 お馴染みの古典部のメンバー。 入須 冬美: 二年F組のリーダー的な存在で女帝の称号で呼ばれている。 古典部に推理の件を依頼してきた人物。 次の巻、クドリャフカの順番でも登場します。 江波 倉子: 入須の使者