初音ミクを筆頭に、PCで歌声を作れるツールとしてここ数年で定番となったVOCALOID。楽曲制作のハードルを下げたとはいえ、それでも専門知識のない多くの人にとっては手軽なものとは言いがたいのが現状だ。 「リスナーは増えた、次はもっと多くの人に作る楽しさを」――ヤマハがこの夏公開した「ボカロネット」は、歌詞を打ち込むだけで自動で作曲し、VOCALOIDが歌い上げてくれるWebサービスだ。 VOCALOIDは、ヤマハが開発した歌声合成技術の総称。この技術を元に「初音ミク」をはじめGACKTさんの声を使用した「がくっぽいど」、クラウドファンディングで制作資金が募られた「東北ずん子」など多数のソフトウェアが作られており、それぞれの個性を生かして楽曲がネット上でも日々公開されている。同社は3年ほど前から技術提供だけでなく自社でも製品を開発し、技術としてのVOCALOIDだけでなく、文化としての広がり
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